Aooo『サラダボウル』歌詞の意味を考察！エイトジャム紹介された注目バンドの楽曲
Aoooの『サラダボウル』は、2024年9月に配信リリースされました。
その一か月後に発売されたAoooの1stアルバム『Aooo』の中にも収録されています。
Aoooの『サラダボウル』は、エイトジャムで蔦谷好位置さんに紹介され、一気に知名度を上げました。
その後様々な情報番組でも取り上げられており、ネクストブレイクアーティストとの呼び声高いバンドです。
今回はそんなAoooの代表曲ともいえる『サラダボウル』の歌詞の意味を考察していきます。
この記事の目次
Aooo『サラダボウル』歌詞の意味を考察
ここからは、Aoooの楽曲『サラダボウル』の歌詞の意味を考察していきます。
タイトルの『サラダボウル』の意味
Aoooの楽曲「サラダボウル」は、タイトルが象徴するように、いろいろな要素が混ざり合いながら、それぞれの個性を持ち続けるというテーマを持つ楽曲です。
「サラダボウル」という言葉自体、異なる要素が集まり、共存することを表す比喩表現として使われることがあります。
そのため、歌詞の内容にもそのコンセプトが色濃く反映されています。
「気になる」「抗う」の繰り返しがフックになる歌詞
1番のAメロでは、「気になる」「抗う」「壊せる」「奏でる」という歌詞を2回繰り返しながら歌っています。
その後のサビでも「Feelig」「Swimming」を2回繰り返しながら歌っており、この曲の歌詞のポイントとなっていて、聴いていていい意味で引っかかり、ノリもよく、聴き心地がいい曲になっています。
1番のAメロでは、色とりどりなイメージの「サラダボウル」というタイトルとは対照的に、色がなく穏やかな日々を壊して、自分がやりたい自由な世界に飛び込みたいといった気持ちが表されています。
Bメロに入ると、「決まりのないおもちゃ箱みたい 詰め込め自由な衝動」という歌詞があり、固定観念にとらわれず、好きなものを詰め込んで楽しんでやろうという自由な発想が表現されています。
この曲は、日常の中で感じる自由や多様性を肯定して、既成概念に縛られずに自分自身を表現することの大切さを伝えています。
このBメロの部分は、リスナーに対して「自分らしくいていいんだ」と勇気づけるメッセージを発信していて、曲の象徴ともいえる部分の歌詞かもしれませんね。
サビで「サラダボウル」の色とりどりな世界が広がる歌詞
サビに入ると、歌詞の世界は一気に彩りが増します。
この「サラダボウル」という楽曲を通して、心が動くことのない穏やかで平凡な生活を送っている人に少しでも彩りを与えてやろうといった想いも感じられます。
「樹海からオレンジの海」といったような、音楽で明るい世界へ引き連れていく様子が色で上手く表現されているところも面白いですね。
サラダボウルというまぜこぜで様々な味が1つのボウルに入っている料理を出し、個々の違いを尊重しながら、それを無理に均一化するのではなく、ありのままを楽しむことの重要性を訴えています。
これは最近よく言われる、多文化共生や個性の尊重といった現代社会における重要なテーマともリンクしていて、聴く人に対して多様性の受け入れを促すメッセージも込められているとの解釈できますね。
2番では音楽を料理で表現する
2番に入ると、料理の工程と音楽制作を重ねたような歌詞が並びます。
「言葉と苦みを加えた小説」「砕けた胡桃の刺激と化して」など、歌詞で表現されている内容としては、平穏な生活に刺激を与えるといったことになっていると思います。
「水溜まりに飛び込んでスニーカー」も、普通は水溜まりに入ってスニーカーは汚れないようにしますし、「つまらない街に鳴らせスピーカー」のように、静かな町にうるさい音は出さないようにするのが普通です。
そういった普通の生活を脱しようという意味を表現している歌詞ですし、その刺激は自分達バンドの音楽なんだとも言っているようですね。
ラストに向けても新しい世界へ飛び出す思いを表現
ラストへ向けての歌詞は、どんどん色とりどりな世界へ連れて行かされる歌詞になっています。
平穏な日々から脱して、煌びやかな世界へいこうと歌い、この「サラダボウル」という楽曲やAoooの楽曲を聴けば、刺激をもらって飛び出すことができるといった歌詞になっています。
Aoooというバンドを表現している歌詞
Aoooの「サラダボウル」は、「多様性の尊重」や「楽しく自由に生きよう」といったメッセージが込められている楽曲ですが、同時に、Aoooというバンドもメンバーそれぞれ違う個性があるけれども、それぞれを尊重して楽しく音楽を奏でていくバンドなんだという思いも込められているように感じます。
Aoooのバンドメンバーは、バンドを組む前に別のバンドを組んでいたり、1人でも十分に活躍していた人達ばかりです。
そういうすごいメンバーの集まりですが、それ故にそれぞれの個性が際立っていて、バラバラなバンドと感じる人もしるかもしれません。
それでも「それでいいんだ」と自分達で納得して、肯定して、これから常識を打ち破る音楽を作っていくんだといった決意表明のような楽曲にもなっていると感じます。
まとめ
今回は、Aoooの楽曲『サラダボウル』の歌詞の意味を考察してきました。
「サラダボウル」はアップテンポで明るいメロディが特徴的で、ポジティブなエネルギーをリスナーに与える楽曲になっています。
リズミカルなサウンドとキャッチーなメロディが相まって、聴く人の気分を高揚させる力も持っています。
こうした楽曲の雰囲気も、歌詞の内容と見事に調和して、「楽しく自由に生きよう」というメッセージを音楽的にも強調しています。
Aoooはこれから大注目のバンドです。
「サラダボウル」やその他の曲もチェックして、Aoooの音楽を楽しんでいきましょう。