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『それもいいね』歌詞の意味を考察!こっちのけんとが手がけたEテレ「The Wakey Show」の曲

NHK E テレの新番組「The Wakey Show」が、3 月 31 日より放送がスタートし、番組のエンディングを彩る楽曲『それもいいね』の Music Video もYouTube で公開され、話題になっています。

『それもいいね』は、こっちのけんとが書き下ろしした楽曲。

歌たうのは 番組内アーティスト Wakeys が担当しています。

子供向けの番組のエンディングテーマではありますが、『それもいいね』は大人が聴いても刺さる名曲になっています。

2025年4月14日に配信も開始になりました。

今回はそんな「The Wakey Show」エンディングテーマである『それもいいね』の歌詞の意味を考察していきます。

『それもいいね』歌詞の意味を考察

ここからは、NHK E テレの番組「The Wakey Show」のエンディングテーマである『それもいいね』の歌詞の意味を考察していきます。

自分を大切にしながら世界の誰かとつながるには

ぼくらが覚えている 優しさとか自分らしさ

ぼくら=私たち一人ひとりが大切にしてきた記憶や感覚のこと。
優しさとは、人とのつながりや思いやり。
自分らしさとは、自分自身の個性や在り方。

つまり、「これまで生きてきた中で心に残っている大切な感情や、自分らしい姿」がここでのテーマ。
そしてそれを「覚えている」=ちゃんと心の中に持っている、という温かい前提があります。

世界のわたしたちは どう思うかな?

ここで視点が「ぼくら」から「世界のわたしたち」に広がります。
つまり、「自分たちが大事にしていることって、他の人たちはどう感じるんだろう?」という素朴な疑問。

この一行には、「違いを受け入れようとする優しさ」と「他者への興味・想像力」が詰まってるんですよね。

価値観や文化の違う人たちも、同じように“優しさ”や“自分らしさ”を大切にしてるのかな?
それとも違う形で感じてるのかな?

という、世界とのつながりを見つめるまなざしが感じられます。

たとえば「よろこび」を運ぶ車があったとしたら

その車には誰もが願うだけで一緒に乗れるのかな?

よろこび=幸せや楽しさを「運ぶ車」=それを誰かに届けられる手段。

つまりこれは、「みんなを幸せにする何かが存在したら」という仮定の話で、
子どもにも伝わるようなやさしいファンタジーとして描いています。

「よろこび」は、誰にとっても平等に届けられるものなのか?

「願うだけ」で手に入れられるって、本当に可能なのか?

誰もが同じように“よろこび”にアクセスできる社会になってるかな?

つまりこれは、やさしい問いを通して、格差・不公平・希望について考えさせてくれる言葉になっています。

覚えている“優しさ”や“自分らしさ”という 個人的な感情

それが“世界のわたしたち”にどう届くかという 集団へのまなざし

そして“よろこび”を分かち合う手段はあるのか?という 想像と願い

そんな思いや問いが、やわらかい言葉で包まれていて、まるで心の冒険のように感じます。

どんどんのめり込んでくこの世界は

誰もが人それぞれ

夢中になる、没頭する、惹かれていく
というニュアンスが「どんどん「のめりこんでいく」の中にあって、ここではこの世界に対する好奇心や魅力が溢れている感じを表しています。

「みんな違って当たり前」
「個性があるから面白い」

このような多様性をまるごと肯定しています。

魔訶不思議ばかりだから ちがっていても…

『それもいいね!』

ここで出てくる「魔訶不思議」は、いい意味での「理解できないことの楽しさ」。
世の中には不思議がいっぱいで、常識では測れないこともある。
だからこそ、「ちがっていてもいい」という考え方が生まれます。

「なんであの人はあんな考えなんだろう?」
「自分とは全然ちがうけど、おもしろいな」

そういった、わからなさ=否定ではなく、面白さとして受け止める視点が育まれる歌詞になっています。

そして「それもいいね!」という言葉の中には

ちがうものを受け入れる

違和感すら楽しむ

自分と違う価値観に「いいね!」と肯定する

そんなポジティブで多様性に満ちたメッセージが詰まってます。

「正解が一つじゃなくても、それもいいね!」
「うまくいかなくても、それもいいね!」
「知らない考えでも、それもいいね!」

そういった前向きになれる素敵な歌詞です。

経験や希望を未来に繋げる

ぼくらが覚えている 雨の日とかさみしさとか

「雨の日」と「さみしさ」は、象徴的なキーワードで、ここでの「雨の日」は、単なる天気の話ではなく、

落ち込んだ日

上手くいかなかった日

心が曇った時

といったことを表しています。

そして「さみしさ」は、誰もが経験したことのあるひとりぼっちの気持ち。

つまりこれは、自分たちが過去に感じた「悲しさ」や「孤独」の記憶を大切に持っている、ということ。

忘れたいんじゃなくて、忘れずに“ちゃんと覚えてる”。

それが「誰かのつらさをわかる自分」であるための一歩、って感じがします。

みんなで手をつなげば 晴れてゆくんだ

「手をつなぐ」という行動は、共感・つながり・連帯・支え合いを象徴しています。

つまり、誰かと“つながる”ことが、心の天気を晴れに変えるというメッセージで、

ひとりじゃさみしかったけど、

みんなで手をつないだら、

世界が晴れていくように感じる。

そういったリアルな感覚でもあります。

あなた自身の力を信じてというエール

ぼくらが覚えている 楽しいとか好きなことが

「楽しい」とか「好きなこと」は、何気ないことだけど、
人の原動力になる一番ピュアな感情です。

そしてそれを「覚えている」という言葉で表現してるのがポイントで、

「大人になっても忘れないでいたい気持ち」
「子どもの頃の“わくわく”を、ちゃんと持ってる自分たち」

を大事にしてるってことだと思います。

誰かの力になる 君の出番さ

「楽しい」とか「好き」という感情は、
自分だけのためじゃなくて、誰かの力にもなるという考え方。

たとえば

君が笑ってると元気になる人がいる

君の得意なことが、誰かを助けることになる

君の好きなことが、誰かの夢につながる

というように、「個性」や「好き」が“社会の中で価値を持つ”っていう視点。

そしてそれを受けての「君の出番さ」
これはまさに、「さあ、あなたの番だよ」「あなたにもできることがあるよ」っていう、未来へのバトンパスを表しています。

みんなが考えてる 願いごとや将来のこと

ここで視点が個人からみんなへと広がります。
「将来のこと」と言っても、
ただの夢や目標だけじゃなくて、もっと大きな意味での希望や未来像も含まれてると思います。

つまりここは、「この世界の未来を、みんなで考えてるんだよ」というメッセージです。

ぼくらが胸を張って 背中を押すから

「ぼくら」は、君より少し先を歩いてる誰かたちかもしれないし、
今となりにいる仲間たちかもしれない。

「あなたが“前に進もう”とするそのとき、
ぼくらが“胸を張って応援してる”からね。」

という、最高に力強いエールです。

誰かが自分を信じてくれてる。
その想いがあるだけで、人はすごく勇気を持てるということです。

まとめ

今回はNHK E テレの番組「The Wakey Show」のエンディングテーマである『それもいいね』の歌詞の意味を考察してきました。

「自分の心を大切にしながら、世界の誰かとつながるにはどうしたらいいんだろう?」いったテーマが感じられ、まさに「The Wakey Show」のような番組にぴったりのメッセージです。

世界の面白さと個人の違いをまるっと受け入れる肯定感に満ちていて、優しさと自由さの肯定歌になっています。

これから子供と一緒にテレビを見ながら、大人も楽しみできる楽曲になりそうですね。

歌詞考察,音楽

Posted by p-s