ドーナツホールの新しいMVを考察！2024年に新造された米津玄師のハチ名義の楽曲
米津玄師が昔、ボカロPのハチとして活動していたことは有名な話です。
そんなハチの時代にリリースした『ドーナツホール』という楽曲のMVが、2024年に新しく作られました。
ドーナツホールはハチとして活動していた最後の方の楽曲で、ファンの間では高い人気を誇り、米津玄師としてもカバーされています。
今回新しく作られたMVは完成度が高く、短編のアニメ映画を見たような満足感や感動がありました。
登場人物もたくさんいて、各キャラクターにセリフはありませんが、MV全体を通してのストーリーはできるようになっています。
ただ謎に包まれている部分もあり、ネットでは考察も盛んに行われています。
そこで今回は、ドーナツホール2024のMVについて考察していきます。
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この記事の目次
ドーナツホール2024のMVを考察
ここからは、2024年に新しく作られたドーナツホールのMVについて考察していきます。
ドーナツホールとは？
まずはタイトルの『ドーナツホール』ですが、直訳すると食べ物のドーナツの穴のことを指します。
ただこのドーナツの穴というのは、哲学の世界でよく議論されるもので、「ドーナツの穴はあるのかないのか」といったことがよく話されています。
「穴がある」という言葉がまず変な話で、ないものをあると言っているような、不思議な感覚になります。
ドーナツの輪を見るのか、穴を見るのか、それだけで人生が変わると話した有名な劇作家の言葉もあります。
ドーナツを食べると、ドーナツの穴もなくなりますが、それでは穴も食べてしまったのでしょうか。
そういったいつまでも正解のない、途方もない話がドーナツの穴1つで繰り広げられているのです。
このように、ないのにある、あるのにないといった存在の話を、この『ドーナツホール』という楽曲でも表しているようです。
MVで現れる黒いキャラクター
歌詞の中では、ドーナツの穴はあるのかないのかといったような、存在証明の話が続いていきますが、MVの中ではそれを黒くて丸い、かわいい生き物で表現しているようです。
黒い生き物はMVの世界の中でははっきりと存在していることになっていますが、それをペットのようにかわいがる人々と、世界に危険を及ぼす生き物と認識する人々に分かれています。
そもそもMVの中で暗いかわいい生き物として現れる前は、巨大な怪獣のような姿で辺りを攻撃していて、その怪獣のような生き物を倒した中から黒い丸い生き物が現れたのでした。
そのため、その黒い生き物は危険な生き物だと捉える人々も間違っていないように思います。
しかし純粋にかわいいと思い、毎日餌をあげて育てている主人公のキャラクター達も、生き物を愛でるまっすぐな気持ちは見ていて共感を得るものがあります。
ドーナツの穴があるのかないのかといった、視点の違いで生まれる疑問のように、黒い生き物はかわいい生き物なのか危険な生き物なのか、視点の違いで変わってくる認識を表現しているように思います。
また、このＭＶの物語の主人公たちは、廃品回収業を行っており、がらくたばかりを集めています。
黒い生き物は、そのがらくたの中から生まれたものといった認識もあり、がらくた＝よくないものといったイメージもあるように思います。
そして主人公たちとは敵対する、政府か自治体の女性は、がらくたを一掃して、美しいまちづくりを目指します。
がらくたを処分し、汚い街を壊してきれいな街を作ろうとしますが、そこにも1つ問題提起をしているように見えます。
がらくた全てを非難し、古いものはいらないとする考えです。
古くてもいいものは残すという考えはほとんどの人の心の中にあることだとは思いますが、そういったものは一掃して新しいものを生み出すことをいいと思う心も人にはあると思います。
その辺りの考えの攻防を表現してるＭＶにも感じます。
ドーナツホールのＭＶは少年漫画のような世界観
ドーナツホールのＭＶを公開した時、米津玄師さんは、少年漫画のような世界観を作りたかったと話しています。
その話の通り、とてもかっこいい少年漫画のような映像に出来上がっています。
このＭＶを制作したのが、アニメ『ハイキュー！！』や『怪獣8号』などを手掛けたProduction I.Gというアニメ制作会社と、『チェンソーマン』や『機動戦士ガンダム 水星も魔女』『呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変』を担当した映像作家の神谷雄貴さんです。
制作に当たったのがそういった有名で一流の人達なので、もちろんMVの仕上がりも最高のものになっています。
キャラクターのセリフなどはなくても、短編のアニメ映画を1本見終わったような感動がありました。
また、MVを見た感じとして、どこかチェンソーマンを彷彿とさせるものを感じました。
そう感じさせる一番の要因は、敵役となる女性の存在です。
笑顔で淡々と大きな任務を遂行しようとする様子が、チェンソーマンのマキマに見えます。
そして黒い生き物はポチタにも見えてきます。
MV黒い生き物は、最後に兵器のようなものになり、辺りを破壊していきまますが、そういった破壊行為もチェンソーマンに出てくる絵を思い出させるものがありました。
神谷雄貴さんはチェンソーマンも手掛けている作家さんなので、無意識のうちに、どこかでチェンソーマンの要素が入ってしまったのかもしれませんね。
ただチェンソーマンを知っている人からしたら、逆にその世界観に感動してしまうのではないかなと思います。
GODIVA×HACHIドーナツホールのコラボからの実現
今回、このタイミングでドーナツホールの新しいMVが制作されたのには、GODIVAから、ドーナツホールで商品を出したいといった話があったことがきっかけだったと米津玄師さんは話しています。
GODIVA×HACHIドーナツホールコレクションとして期間限定販売
GODIVAからの発案で生まれた今回の企画で、ドーナツホールの新しいMVが出来上がったことも話題ですが、そのMVに登場するキャラクターがデザインされたGODIVAのチョコレートが、期間限定で発売されることも話題となっています。
元々『ドーナツホール』の曲やそのMVが好きで、以前からファンだった人にはもちろん、ドーナツホールを知らなくても見た目にカッコいいキャラクターなので、今回が初見の人でも思わず購入したくなる商品なのではないかと思います。
2024年10月1日（火）～12月31日までの期間限定販売となっています。
今だけのレアな商品になっていて、食べずにいつまでも飾っておきたくなるようなチョコレートです。
是非購入してみましょう。
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まとめ
今回は、ドーナツホールのMVが2024年に新しく作られ、そのMVの内容についての考察を紹介しました。
ドーナツホールの中に出てくるキャラクターは、元々以前のMVの中でも登場してきていましたが、今回新しく、さらに進化した状態で再び登場しています。
MVの中に出てくる黒い生き物の正体が明らかにはなっていませんが、かわいい見た目に、グッズとして販売してほしいとの声も上がっているぐらいです。
今回新しくドーナツホールのMVが制作されたのには、GODIVAから企画の声が上がったことがきっかけとなっています。
GODIVAの社員さんの中に、ハチの時代のドーナツホールのファンの人がいたのでしょうかね。
ぜひそちら側の話も聞いてみたいところです。
ファンからすると、GODIVAで発売されるチョコレートについても気になるところでしょうね。
期間限定にのレアな商品になるので、是非購入してみましょう。