サツキ『オブソミート』の歌詞の意味を考察!初音ミクと重音テトの踊りや逆再生の歌詞も話題

『メズマライザー』の大ヒットが記憶に新しいサツキさんが、2024年の秋にリリースした楽曲『オブソミート』が話題を呼んでいます。

『オブソミート』はサツキさんが初音ミクと重音テトをフィーチャリングした作品で、2人が踊っているMVもかわいらしく、人気があります。
楽曲としての完成度の高さにも驚かされますが、歌詞の意味も考察していくと面白いです。
また、逆再生して聴こえてくる歌詞も深い考察が進み、話題になっています。
そこで今回は、サツキさんの楽曲『オブソミート』の歌詞の意味を考察していきます。

この記事の目次
サツキ『オブソミート』歌詞の意味を考察

ここからは、サツキさんの楽曲『オブソミート』の歌詞の意味を考察していきます。
突然ヒットし有名人になったことを食堂で比喩
「とある一品を境に~」から始まりますが、歌詞の舞台は食堂かレストランのような飲食店になっています。
今までは普通のお店だったのに、ある一品が話題になり、それだけで三ツ星レストランのような扱いをされるくらい周囲の人に担ぎ上げられたと歌っています。
当人からすれば勝手にヒットして、訳が分からず店構えは立派にしてみたけども、訳が分かっていないのでそれだけだは人気は続かずに撃沈。
ダメになってしまったと歌っています。
これはまさに楽曲を作成したサツキさん自身のことを歌っているようです。
サツキさんは『メズマライザー』と曲が、再生回数1億回を超えるほどの大ヒットとなりました。
それまでも少しずつ話題にはなってきていたボカロPでしたが、『メズマライザー』で一気にブレイクしました。
ただ『メズマライザー』だけがダントツの再生回数で、その他はまだ1000万回を越える楽曲もありません。
また、今の世の中はヒットも一気にするものの、すぐに新しいものに興味が移ってしまい廃れるのも早いです。
『メズマライザー』に関してはピーク時の感じはないにしてもまだ引き続きヒットは続いてはいますが、そういった世の中を憂いている歌詞になっているようです。
『オブソミート』の歌詞では、ヒットの後、楽曲から得られる情報や、情報から想像できることをさも現実のことであるかのように拡散され、勝手なイメージが付いてしまったことへの怒りも感じられます。
歌詞の中に「碌に咀嚼もせずに嚥下」とありますが、楽曲もTikTokなどでショートで聴いたり、ちょっと聞いてSNSで使えそうだったり雰囲気がいいというだけで利用して、あまりじっくりとは聴かずにすぐ次の新しい曲を探してしまう現代の曲の聴き方も嘆いているようです。
料理に例えて「映える」ものを好み、ぱっと見で写真などを撮って味はどうでもいいと言わんばかりの扱いを現代の音楽に比喩で表現し、風刺していますね。
楽曲を作っている側としては、細かいところまで考え、緻密に作られています。
そんな楽曲も伝わらなかったら意味がないと歌っており、食堂で必死にメニューを拵えても意味がないと例えて表現しています。
歌詞の中に「流言飛語」という言葉が出て来ますが、この言葉の意味は「根拠のないうわさ、無責任でいい加減な情報」を意味します。
食堂でいえばレビューの中に書かれているコメントが、内容によっては「流言飛語」にあたり、楽曲でもYouTubeやSNSなどで溢れるコメントがそれにあたると思います。
そんな情報に振り回されるリスナーも増えてしまい、収拾がつかずに嫌になってしまうと歌っているようです。
次々に新しい曲が生まれてくる時代なので、全部聴いていると時間もなく追いつかないので、ショート動画で少し聴いたり、冒頭の数秒だけ聴いて興味湧かなければそれで終わりにしてしまう人も多いと思います。
歌詞の中では、色々なお店で新しい食べ物がどんどん生まれ、一口食べて次にいくといった表現で歌われています。

塞がったアーティストの声
様々なコメントがあふれる世の中ですが、アーティストにも思いがあり、発信したいと思っています。
楽曲に対しても様々な苦労や工夫、思いがあり、伝えたいと思っていますが、そんなものは誰も聴いてくれないし、逆に流行りの邪魔をしてしまうかもしれないと思っているようです。
歌詞の中に「給仕」と出て来ますが、給仕とは食事の席にいてお世話をする人のことを言います。
楽曲を発表した時にどんどん流行って広まっていく様子を例えていて、制作者の自分が声を発することでその流行りの現状を止めてしまう可能性もあるので、自分の思いなんてない方がいいと歌っているのです。
昔は雑誌などでアーティストのインタビューなどがあると、楽曲に込めた思いなどが聴けることがレアで楽しいと思いましたが、今はアーティストのファンというよりも流行りの楽曲が好きなだけの人が多いのかもしれません。
そういった人には制作者の思いなんてどうでもいいと思っているかもしれませんね
ボカロPといった人達には特にそういったリスナーが多く、苦労も多いのかもしれません。
「偏食傾向の神様」とはそういったリスナーのことで、その人たちに気にいってもらえれば、自分の思いなんかはどうでもいいと、投げやりな感じに歌っています。
同じ音楽的ヒットの繰り返しを憂う
「新たな食事が出る度~」からの2番でも、今の音楽の世界でのヒットの仕方について歌っています。
新しい曲がヒットしてもどこかで聴いたことあるような感じがしたり、ヒットの仕方が似ていたりしてすぐに飽きてしまわれる状況を、「お腹いっぱい」と表現しています。
そんなことを考えるほど分からなくなってしまっている自分もいて、何が正解なのかが分からず困惑している様子も伝わってきます。
サツキさんは『メズマライザー』で多くのファンを獲得しましたが、数年経って他のアーティストに人気が出て、自分に脚光が浴びなくなっても好きでいてくれるのかと、不安を口にしています。
流行り廃りが激しい世界にいて、時間の経過とともに人気が落ちてくることを賞味期限と表現していますが、今の時代賞味期限が来る前に捨てられるといったように歌っています。
人気が落ちた楽曲はもう残飯同然で、冷たいご飯ですがまた聴いてと自虐的に歌っているようです。

プライドを持って好き勝手したいと宣言
最後の方は、あまり世間の目を気にせずに好きなように音楽活動をしていくといった想いが込められています。
ヒットは狙って作ることができるものでもない。
歌詞の中では矜持と歌っていますが、プライドだけは失わないよう、自分の立ち位置を見失わないように今後も頑張っていくといった意気込みも感じられます。
適当に食い散らかしてご馳走様と最後には歌っていますが、音楽を聴いている人はちょっと流行りの音楽を聴いて、似たような曲に食らいついて、すぐに飽きてしまう。
サツキさんが作った曲もどうせすぐに飽きてダメになっていくだろうから、ちょっと聴いて適当な時にどこかにいってもいいよと、最後も自虐的に歌って終わっています。
しかし『メズマライザー』はヒットした後も、息の長いヒットを続けています。
サツキさんはすぐに飽きられるようなアーティストではないと確信しますね。
オブソミートとは?
タイトルの『オブソミート』ですが、あまり聞いたことがない言葉ですよね。
「オブソミート」と発音する英語は実際にはなく、似たような言葉で「オブソリート(obsolete)」という言葉があります。
この言葉の意味は「廃れた」「時代遅れ」という意味です。
曲は全体を通して「急に人気が出た食堂」を舞台に、様々な比喩を使って歌詞が書かれています。
突然多くの人に担ぎ上げられて戸惑い、『メズマライザー』で人気者になったことによる悲哀が描かれています。
おそらく「オブソリート」ではなく「オブソミート」になったのは、食堂を舞台にした歌詞のためではないかと思います。

『オブソミート』逆再生の歌詞も話題
オブソミートは一部逆再生しても歌詞の意味を持っていると話題になっています。
逆再生は以前の『メズマライザー』でも行われ、話題になりました。
オブソミートの逆再生は曲の最後の方
サツキさんが逆再生も狙って作っていたのかは分かりませんが、逆再生にすると歌詞にちゃんと意味があるというリスナーの方もいるようです。
意味はきちんと繋がっているかというとちょっと分かりづらいですが、部分部分で確かにそのように聴こえる部分もあります。
空耳といった感じですかね。
逆再生でも今の音楽の世界を憂いているように聴こえ、「歌唱無料」や食べ過ぎてげっそりしているような表現も見られました。
このような考察が出来る人がすごいですよね

まとめ

今回は、サツキさんの楽曲『オブソミート』の歌詞の意味を考察しました。
歌詞の考察をしていくと、サツキさんが『メズマライザー』のヒットで経験した苦悩が分かってきますね。
どの時代にも様々な苦悩があるとは思いますが、昔以上に今は流行り廃りのスピードが早くなっています。
ボカロPの方は特にその時代の流れを敏感に感じられるアーティストかもしれませんね。
しかしそんな苦悩を逆に利用してこのような名曲を生み出せる、サツキさんの才能に脱帽です。








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