Watson『Fasion Week feat.Benjazzy』の歌詞の意味を考察!

Watsonの楽曲『Fashion Week feat. Benjazzy』は、2025年6月6日にリリースされました。

ファッションとストリート文化をテーマにしたヒップホップトラックになっています。
高級ブランド、ストリート、貧困、成功体験など、二面性を持つ自分の環境と矛盾を包み隠さず表現されています。
洋服やロゴ、ブランドチェーンなどのファッション要素を使って、自己ブランディングと社会的ステータスを象徴的に描写されている歌詞です。
そこで今回は、Watsonの楽曲『Fashion Week feat. Benjazzy』の歌詞の意味を考察していきます。

この記事の目次
Watson『Fashion Week feat. Benjazzy』歌詞の意味を考察

ここからはWatsonの楽曲『Fashion Week feat. Benjazzy』の歌詞の意味を考察していきます。
Watsonの私的かつ芸術的な自己告白
「ママの tears 見ず Denim Tears」
自分が成長していく過程で、母の涙(苦労)に気づけなかったことと、ブランド「Denim Tears(歴史的な痛みを象徴するブランド名)」を言葉遊び的に重ねています。
過去の罪悪感と、それをアートやファッションで昇華している感覚。
「フォーマルな MASU がクローゼットに増す」
「MASU」は高感度な国内ブランド。自分の生活やスタイルに洗練された要素が加わっているという証拠。
「Doublet を着て出ている rude」
「Doublet」もモード系ブランド。イケてる服で“やんちゃ”に出歩いている様子を描写。
「BREATH の洋服届いた住所」
「BREATH」は日本のアパレル。ファッションが自分の生活に浸透している=洋服を通じて今の自分が形作られているという実感。
「スロットのデータより夢見てる」
ギャンブルの数字より、自分の将来やファッションの夢を信じている。
「のに 1, 2, 3 の服着てる」
現実ではユニクロやGUなどの低価格帯の服を着ていた過去の自分との対比。
「今 Yuto Mori が履き SATOSHI NAKAMOTO」
「Yuto Mori」はちょっと分かりませんでした。
ファッションインフルエンサーかブランド関連人物の可能性がありますかね。
「Satoshi Nakamoto(中本哲史)」はビットコインの生みの親。
→ 最先端の流行や思想、テクノロジーに身を包んでいる=今の自分の進化。
「嬉しい給料まだあの日ただの子」
給料がもらえるようになった今と、まだ何者でもなかった過去の自分との対比。
「もうなけなしで買う事ない Martine」
昔は無理して買ってた「Martine Rose」の服も、今では余裕で買える立場になった。
「彼女に DIOR を奢ったダーリン」
成功を手に入れ、恋人に高級ブランドをプレゼントするような余裕ある男像を表現。
「服だけ決めても少しダサい/香水 Margiela 少し甘い」
スタイルは服だけじゃ完成しないことへの自覚と、香りまで含めた美意識の高さ。
「マイクは MANLEY/足元 LANVIN」
MANLEY=高級マイクブランド → 音楽に対する本気度
LANVIN=高級シューズ → 足元にも気を使うトータルコーデ
→ 音楽もファッションも一流を目指す姿勢
「MNML から AMIRI になった」
ストリートブランド「MNML(安価)」から「AMIRI(高級)」への移行
→ 経済的成功とブランド嗜好の変化
「引っ越した部屋ミニマムになった」
スタイルが洗練されてきた、身の回りも美意識に沿って整理されたことの象徴。
「こだわってるリブ Perfect ribs/うまい焼肉屋の話じゃないよ」
洋服の「リブ(袖口や裾の編み地)」へのこだわりを、ユーモアを交えて表現。
「デザインでも買うが受けてない美術/短ランを作った買うと高いもん」
大衆ウケしない美術も買う=自分の審美眼に忠実
短ラン=学生服カスタム → 地元カルチャーをアートへ昇華
「Jp watson 評価×がOに/JW Anderson それか MARNI」
かつては否定されたが、今は評価されている → 自己実現の手応え
ファッションブランドの羅列も、「憧れが現実になった」証明
「車酔いして吐いたタクシー/地元じゃ NIKE してる作詞」
成功の裏にある身体的・精神的なストレス
それでも地元でラップを書き続けた原点へのリスペクト
「都会じゃキョロキョロ見る看板/Jacomo 置いてある Jil Sander」
地元と都会のギャップ。
広告やブティックに目を奪われる様子=刺激と興奮。
「鬱みたいなった時きつかった/けど抜け出す方法は見つかった」
成功するまでにメンタルが削れた時期もあったが、今は抜け出せた。
「汚れた手でも別にいいわ/汚れただけど着ている B1ARCHIVE」
自分の過去や傷も含めて「今の自分」だと受け入れている。
「B1ARCHIVE」は実在のヴィンテージ・アーカイブブランド。
→ “汚れ”すらもファッションで美に昇華している感覚
「を見てメール開いた/興味ない女にさすな期待わ」
最後は現実的なワンシーン。
現実と虚構の切り替え、もしくは芸術的な高揚から一気に日常へ戻る感覚。

アイデンティティや歴史、解放
Benjazzyのパートも、「ママの tears 見ず Denim Tears」という、Watsonと同じ歌詞から始まります。
フォーマルな MASU がクローゼットに増す
ブランド「MASU」の服が増えていく様子。“フォーマル”=成功や大人の象徴。
→ 成功とともに持ち物・ライフスタイルがアップグレードされたことを示唆。
Doublet を着て出ている rude
「Doublet」は奇抜で前衛的なブランド。rude=反抗的、ストリート感ある振る舞い。
→ オシャレとやんちゃさの融合=自分らしさの表現。
BREATH の洋服届いた住所
洋服ブランド「BREATH」から届く服。
→ 自分がファッションの世界で認知される存在になった証拠。
スロットのデータより夢見てる
ギャンブルではなく「夢」に賭けてきた、という意思。
→ 地に足のついた野心と希望を表す。
のに 1, 2, 3 の服着てる
「1,2,3」はUNIQLO・GUなどのファストファッションを指す隠喩。
→ 成功しても、初心や過去を捨てきれない自分。
今 Yuto Mori が履き SATOSHI NAKAMOTO
「Yuto Mori」はよく分かりませんでしたが、「Satoshi Nakamoto」はビットコイン創始者。
→ 最先端・象徴的なアイコンを自分の足元に例えている。
嬉しい給料まだあの日ただの子
初めての給料をもらった瞬間、でも心はまだ“あの頃のまま”の子供だったという感傷。
ダチの家みてえにな溜まってたヌビアン
「NUBIAN」は東京・原宿の有名セレクトショップ。
友人宅のように居座ってた=ファッションにハマってた自分の原点。
リースの服汚しまた「買い取りします」
スタイリストから借りた(リースした)服を汚してしまい、自腹で買取る羽目に。
→ 裏方の苦労・失敗のリアルな一面。
ステージ降りれば週8いつも同じ
華やかな表舞台と裏の地味な現実。
→ ギャップに疲弊しつつも生き抜いてきた過去。
ダル着に溢し落とすダイヤの tears
部屋着でこぼす高級アクセサリー=無価値なものの中に混ざる価値の象徴。
あるいは「涙のようなダイヤ=報われぬ努力の証」。
光る キロ越えのチェーンを / 買わなきゃ住めた一軒家
高額なジュエリーを買ったが、それで家が建てられるくらいの金額を失ったとも言える。
→ ファッションと生活の天秤に悩む一面。
パリコレのお下がりの服に袖通し歩く
ランウェイで使われた服=世界トップのモードを身にまとっている。
→ 夢を現実に変えた自己証明。
仲見世通りはランウェイ
浅草の仲見世通りすらも、自分が歩けば“ランウェイ(ファッションショー)”になるという自己肯定。
帰る SHOW ROOM みてぇな / 部屋ん中脱ぎっぱのままで積み上がる
服が散らばった部屋がまるでブランドのショールーム。
→ 無造作でも、そこにあるのは“本物の証”。
デザイナーズブランドの山もインテリア
服そのものが住まいの一部=生き様の象徴になっている。
ファッションも人生も足元ってな / 引っ張られないように
「足元」が重要なのはファッションも人生も同じ。
→ 過去や悪環境(ghetto)に引き戻されないように、自分を保つ姿勢。
抜けた ghetto が今ではブランド
かつての劣悪な環境が、今では自分のアイデンティティや強さの源になっている。
胸元の PRADA ロゴが / 一時停止の標識の様止まる皆俺の前で
PRADAのロゴが“止まれ”の標識のように、周囲を制圧する存在感を放っている。
当たり前にメルカリでよくしていた / 100円単位で値切り
かつてはメルカリで数百円を気にしていた生活。
→ 成功前の等身大のリアリティ。
メルカリの CEO と酒を契る
そのメルカリのCEOと今は対等に付き合えるレベルになった=逆転劇の象徴。
今昔欲しかった物 / 全て10倍以上の値段 / 支払いプレ値で買い戻して
かつて欲しくても買えなかったものを、今はプレミア価格で取り戻している。
→ “金で夢を取り返す”という複雑な感情。
カッコ付けるいつも見た目も中身も / No stylist 自分で選ぶ
外見も中身も“自分で”決める。
→ 誰かにスタイリングされるのではなく、自己表現としてのファッションを貫く姿勢。
ここでBenjazzyのパートが終わり、再びWatsonのパートになります。
Watsonのパートは最初のWatsonのパートの歌詞と一緒になっています。
まとめ

今回は、Watsonの楽曲『Fashion Week feat. Benjazzy』の歌詞の意味を考察してきました。
Watsonの『Fashion Week feat. Benjazzy』は、ファッションを通じた自己表現、過去の自分と今の自分の対話、ラグジュアリーとストリートの狭間で揺れる葛藤などを、リズムと語彙で鮮やかに描いた楽曲です。
ファッション好き、J‑Hip‑Hopファン、ストリートカルチャーに関心のある方にとって刺さる内容になっている楽曲なのではないかと思います。








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