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ヨルシカ『火星人』元ネタは何?小市民シリーズのオープニングテーマ

ヨルシカの楽曲『火星人』は、2025年5月9日に配信リリースされた楽曲で、アニメ『小市民シリーズ』第2期のオープニングテーマとして起用されています。

ヨルシカらしい繊細な感性と文学的な表現が融合した楽曲で、アニメの世界観とも調和しています。

リリースする楽曲は毎回ヒットしますし、注目度も高いヨルシカですが、今回の『火星人』もやはり大きな注目を浴びています。

その理由として、ヨルシカの『火星人』の元ネタはなんなのかという点です。

「ヨルシカ 火星人」と検索すると、「ヨルシカ 火星人 元ネタ」というキーワードが出てくることがあり、元ネタとはどういうことなのかと疑問に思う人も多いようです。

そこで今回は、ヨルシカの『火星人』について、元ネタとは何なのかを紹介します。

ヨルシカ『火星人』元ネタとは?

ここでは、ヨルシカの楽曲『火星人』の元ネタとは何なのかを紹介します。

『火星人』の元ネタは詩人・萩原朔太郎の「猫」

ヨルシカの楽曲『火星人』ですが、元ネタとなるものは、詩人・萩原朔太郎さんの「猫」という作品です。

萩原朔太郎さんの詩『猫』の一節を引用し、「今いる場所を抜け出して火星(憧れの地)に行きたい」という想いを表現しています。

歌詞には「火星へランデヴー」「僕の苦しさが月の反射だったらいいのに」といったフレーズが登場し、日常からの逃避や自己探求の願望が込められています 。

詩人・萩原朔太郎の「猫」とは?

萩原朔太郎さんの詩『猫』は、1923年に刊行された詩集『青猫』に収録されている作品で、朔太郎さんの代表的な詩の一つとされています。

この詩は、単なる動物としての「猫」を描写するのではなく、猫のもつ神秘性、孤独感、異質さを通して、人間の内面や存在の不安を象徴的に表現しています。

朔太郎さんは猫を、孤独や不安、異界性の象徴として扱い、感覚や心理の揺れを繊細に表現しています。

猫が持つ「つかみどころのなさ」や「気まぐれさ」が、近代人の心の不安定さと重ねられています。

また朔太郎さんが音楽を愛していたこともあり、「猫」には独特のリズム感や音の響きが意識されていて、印象的です。


萩原朔太郎

なんといふやうな やはらかいもの
白いけむりのやうな もの
猫がふんはりと 室のなかへはいって来た。

香をもやしたやうな けむりのやうな
やはらかいものが 室のなかへはいって来た。

香のやうに けむりのやうに
猫は火鉢のそばにすわった。

あたたかい火鉢のそばに けむりのやうにすわった。

うす眼をあけて 香のやうにしづかにすわった。

猫よ。おまへはなぜ あし音をたてないで来るか。
まるでけむりのやうではないか。
まるで夢のやうではないか。

なんといふやうな やはらかいもの
白いけむりのやうな もの。

萩原朔太郎さんの詩『猫』の全文です。(著作権は切れており、公開されています)

日常に潜む異質な存在を詩的に浮かび上がらせる作品で、ヨルシカの『火星人』のような「現実からの逃避」や「異なる世界への憧れ」といったテーマとも親和性が高いように思います。

この詩は、猫を「けむり」や「香」のようなものとして描きながら、静けさと非現実感、そしてどこか夢のような感覚を漂わせています。

感覚的な言葉の選び方や繰り返しのリズムも印象的です。

この詩の「けむりのやうな」「夢のやうな」存在感は、ヨルシカ『火星人』にある「月の反射」「どこか別の世界」への憧れと通じるものがあります。

まとめ

今回は、ヨルシカの楽曲『火星人』について、元ネタは何かといったことを紹介しました。

『火星人』は、詩人・萩原朔太郎さんの詩『猫』の一節を引用していて、これが元ネタと言われている内容になります。

萩原朔太郎さんの詩「猫」は、1923年に刊行された詩集『青猫』に収録されている作品です。

朔太郎さんの代表的な詩の一つとされていて、猫のもつ神秘性、孤独感、異質さを通して、人間の内面や存在の不安を象徴的に表現しています。

ヨルシカらしい引用の仕方に、幻想的なアレンジが素敵な楽曲になっています。

この曲も、今年はリピートして聴いていきたい楽曲の1つとなりました。

音楽

Posted by p-s