RADWIMPS『25コ目の染色体』歌詞の意味を考察!英語詞部分の和訳は?

RADWIMPSの楽曲『25コ目の染色体』は、2005年11月23日にリリースした楽曲です。

RADWIMPSのメジャーデビューでもあります。
2025年にリリースされたトリビュートアルバムでは、上白石萌音さんがカバーしました。
歌詞の内容がとても印象的ですが、英語の歌詞の部分があり、そこは和訳するとどうなるのかといったことも気になる方がいるようです。
今回はそんなRADWIMPSの『25コ目の染色体』の歌詞の意味を考察していきます。

この記事の目次
RADWIMPS『25コ目の染色体』歌詞の意味を考察

ここでは、RADWIMPSの楽曲『25コ目の染色体の歌詞の意味を考察していきます。
本気で泣く気持ち
あなたがくれたモノ たくさん僕持ってる それを今ひとつずつ数えてる
ここで言う「モノ」は、物質的なプレゼントではなく、思い出・言葉・仕草・時間・感情・温度・視線・記憶
といった「あなたから受け取ったすべて」を意味します。
主人公は、それらを改めて「ひとつずつ数える」ことで、あなたの存在が自分に与えた影響の大きさを再確認している状態です。
「数える」という行為は、単なる回想ではなく “噛みしめる、抱きしめ直す” という、とても丁寧で愛情深い姿勢を表しています。
1、2、3個目が涙腺をノックする 131個目が瞼にのったよ
「涙腺をノックする」=涙が出そうになる
「瞼にのった」=涙が溜まってきた状態
思い出を数えるたび、涙が込み上げてくるほどあなたからもらったものは大切だったということを表しています。
「131個目」という数字ですが、人間の煩悩の数108と人間の染色体の数23を足した数と言われています。
忘れてた泣き方 でも 今ここにある何か 目を閉じても零れそうな気がして
「長い間、涙を流すような感情を忘れていた」「泣くほどの“本気の感情”を失っていた」
そんな主人公が、あなたの存在やあなたとの思い出に触れることで、封じ込めていた感情が一気に戻ってきた。
「今ここにある何か」は、“言葉にできない大きな感情”のことを歌っています。
「目を閉じても零れそう」という表現は、「涙を我慢しても溢れてしまうほど」という表現で、いろいろな感情が混ざり合って零れ落ちそうになっているということを表しているのだと思います。

サビの和訳 命のレベルで相手を愛する
I will die for you,and I will live for you
(君のために死ぬし、君のために生きる)
本当の生死ではなく、感情の比喩として表現しています。
「君のために死ぬ」で
自分の全てを差し出す
自分のエゴや弱さを手放す
君を最優先にする覚悟
「命を懸ける」ほどの圧倒的な愛
といったことを表現し
「君のために生きる」で
自分の人生の意味があなたにある
あなたのために生きたい
「あなたがいるから生きていたい」という感情
愛が自分の生きる原動力になっている
と表現しています。
君のために命を差し出すほど愛していて、君がいるからこそ生きていけるという純粋な愛を歌っています。
I will die for you,there is nothing more that I could really say to you
(君のために死ねるよ。これ以上、君に伝えられる言葉なんてない)
この言葉以上の想いを表せる言葉は存在しないことを歌っています。
言葉ではもう伝えきれないし、愛が大きすぎて「表現」では足りないといった想いが、このサビのフレーズに繋がっています。
恋愛を越えた愛の射程
あなたが死ぬその まさに一日前に 僕の 息を止めてください これが一生のお願い
最も大切な人が死ぬ瞬間を見たくない
その“喪失の痛み”に自分は耐えられない
だから“自分が先に死なせてほしい”という願いが歌われています。
ただそれは“自分が楽になりたい”という意味だけではなく、あなたの死を目にして苦しむことさえ、あなたに申し訳ないという感覚もあるのかなと思います。
あなたが生きるその最後の日に僕は ソラからこの世が何色に染まるか当てたいんだ
“あなたの最期の日”を、地上ではなく「ソラから」眺めたいと歌っています。
あなたがいなくなることで世界がどう変わるのか
あなたの死の日に、空はどんな色になるのか
あなたの人生の最終日を「見たい」のではなく、「確かめたい」といった想いが見えます。
この場所(ここ)と天国の丁度真ん中 月から手のばすあのあたりかな あそこから見える景色 目を閉じても覗けそうな気がして
“現世”と“死後”の境界、まだ完全に死んではいないけど地上にはいない、あなたを見守ることのできる中間地点を、月という天体を使って、“地球とも天国とも距離がある場所”を象徴的に示しています。
「目を閉じても覗けそう」とは、すでにその景色が心の中にあるということなのかなと思います。
愛する気持ちがあまりに強すぎて、生と死の境界線さえ想像できる、それほどあなたと自分の魂が深く結びついているといったことを表現しているようです。

2回目のサビの和訳
I will die for you and I will live for you(君のために死ぬし、君のために生きる)
I will die for you well you never ever told me to(君がそうしろなんて一度も言ってないのに、
僕は君のために死ねるんだ)
最初のサビと、後半の部分が違っています。
「君が何も言わなくても、命を差し出したくなるほど愛している」といった少し歪んだほどの愛を表現しています。
究極に深いけど、普通の生活を望む愛
次の世の僕らはどうしよう 生まれ変わってまためぐり合ってとかは もうめんどいからなしにしよう 一つの命として生まれよう そうすりゃケンカもしないですむ どちらかが先に死ぬこともない
“生まれ変わって巡り合う”という王道の願いをあえて否定し、“めんどいからやめよう”と言い切っています。
来世でも別々の存在になること自体が面倒ということで、別々に生まれて、別々に育って、また偶然出会って、また失うかもしれないというプロセスが耐えられない。
二人で一つの命として生まれ、喧嘩も別れも死の順番も存在しない、どちらかが一人になることが起きない、二人という概念すら重荷になるという表現です。
そして同じ友達を持ち みんなで祝おうよ誕生日 あえてここでケーキ二つ用意 ショートとチョコ そこに特に意味はない ハッピーな時は2倍笑い 2倍顔にシワを残すんだい これが僕の2番目のお願い 2つ目の一生のお願い
2人で1つとして生まれた来世の日常を歌っています。
「ショートとチョコ」に深い意味があるように見えて、特に意味はないということで、特別じゃなくていい、特別な理由はいらない、ただ一緒にいるだけで幸せという“ささやかな幸せの尊さ”が逆に際立って聞こえます。
一つの命として生まれますが、“笑顔は二人分残す”と歌っています。
喜びは共有して増幅され、同じ命でも、感情はちゃんと二人分あり、一緒に年老いていく喜びを感じる、そういった願いが込められています。
1番目のお願いは「あなたが死ぬ前日に、自分の息を止めたい」
2番目のお願いは「来世は一つの命になって、二人で笑っていたい』となっています。
自己犠牲的な純愛
I will die for you and I will live for you I will cry for you because you’re the told me how
(君のために死ぬし、君のために生きる。
君のために泣くよ。だって泣き方を教えてくれたのは君だから。)
3回目の英語のサビですが、後半の部分がまた違っています。
冒頭の歌詞で「忘れてた泣き方」とあり、主人公は、以前は心が乾いていた、感情が鈍っていましたが、彼女と出会い、泣くという行為すら、彼女のおかげで取り戻せた。
だから自分は君のために泣くこともできると歌っています。
いつか生まれる二人の命 その時がきたらどうか君に そっくりなベイビーであって欲しい 無理承知で100%君の遺伝子 伝わりますように 俺にはこれっぽっちも似ていませんように 寝る前に毎晩 手を合わせるんだ
“愛する君のすべてを残したい”という願望が表現されています。
「自分に似る必要はない」「自分の要素は価値がない」「君だけが尊い」と歌い、神頼みレベルで願い、祈りに近い愛です。
そんなこと言うといつも 君は僕に似てほしいなんて言うの そんなのは絶対いやだよ 強いて言うなら俺のこの ハッピー運とラッキー運だけは一つずつ染色体に のせて あげて ほしいな
相手は「あなたにも似てほしい」と言ってくれますが、それでも主人公はそれを全面否定します。
ただ「自分自身」は嫌いでも、「自分の幸運だけ」は残したい、それが「ハッピー運」と「ラッキー運」で、それを1つずつ染色体に追加することで、本来なら23個しかない染色体が25個になり、タイトルの意味に繋がるのです。

まとめ

今回は、RADWIMPSの楽曲『25コ目の染色体』の歌詞の意味を考察してきました。
重くて、不器用な愛の告白がテーマになっているような曲で、命の起源レベル(染色体)で君とひとつになりたいと願うまでに至る歌詞の内容になっています。
これがRADWIMPSメジャーデビュー曲ということが驚きで、これからもずっと聞き続けていきたい名曲です。








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