ミセス『天国』が怖い!最後の演出やMVの考察も話題の大森主演映画主題歌!

Mrs. GREEN APPLEの楽曲『天国』は、2025年公開の映画『#真相をお話しします』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。
ボーカルの大森元貴さんが主演も務めています。
ミセスの『天国』は、愛や心の二面性、そして人間の持つ美しさと醜さを深く描き出している作品で、聴いた人には強い印象が残る楽曲になっています。
映画は私はまだ見ていないのですが、『天国』は、映画『#真相をお話しします』のストーリーとリンクしているような歌詞になっているようです。
大森元貴さんが演じるキャラクター「鈴木」の内面や葛藤が、『天国』の歌詞やメロディに反映されていて、映画と楽曲が一体となった作品になっていると感じている人が多いです 。
そんなミセスの『天国』ですが、楽曲の最後の終わり方にぞっとする、楽曲自体が怖いといった感想を抱く人が多いようです。
そこで今回は、ミセスの楽曲『天国』の最後についてや、怖いと感じる理由などを紹介します。

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この記事の目次
ミセス『天国』の最後について

ここからは、ミセスの楽曲『天国』で話題となっている最後の部分について紹介します。
ピアノの音が突然途切れて終わる
ミセスの『天国』ですが、楽曲は最後に向けて楽器の数が増えて盛り上がりますが、アウトロに入ると最後にピアノだけになり、そのピアノも弾いている途中で突然プツっと止まり、そのまま曲が終わります。
聴いていてちょっと気味が悪く感じるというか、ちょっと怖くも感じます。
楽曲のタイトルが『天国』というところもちょっと不気味で、平和なイメージのタイトルに対してこの不穏な終わり方が、不安感を倍増させる要因にもなっているように感じます。
MVも最後にきれいな花を踏んで終わる
ミセスの『天国』のMVも公開されていますが、MVでは最初からずっと、ボーカルの大森さんがじっと動かず歌うだけの映像が流れ、時々昔の記憶がフラッシュバックのように現れます。
そして最後に大森さんが目を閉じ、再び目を開いた時に、目の前に華やかな、それこそまるで『天国』のような世界が広がり、嬉しそうな顔になった大森さんがその華やかな世界に向けて駆けだそうとします。
そのまさに駆け出した最初の一歩目できれいな花を踏み、そこで映像は突然途切れて真っ暗になり、MVが終わります。
最後に踏んだそのきれいな花はMVの最初にも登場していて、最初はその花を愛おしそうに優しく手で撫でています。
そうやって大切そうにしている花を、天国のような華やかな世界を目の前にすると足元に咲いていても気づかずに踏んでしまう、とても考えさせられる最後で、やはり怖さも感じる最後になっています。
『天国』が怖いと感じる理由

ここでは、ミセスの楽曲『天国』が怖いと感じる理由について紹介します。
きれいなメロディや歌声とギャップを感じる歌詞
ミセスの『天国』の最後についてここまで書いてきただけでも、『天国』の最後が楽曲としてもMVの作品としても鳥肌がたつような怖さを感じるということを紹介してきました。
ただ怖いと感じるのは最後の終わり方だけということでもないようです。
ミセスの『天国』は、メロディが美しいです。楽曲のアレンジもクラシック音楽を聴いているような美しさがありますし、使われているコード自体もきれいです。
大森さんの歌声も美しく優しく歌っています。
それなのに、歌詞の内容がどこか悲しく切ない。
後悔、葛藤、未練、怒り、自己嫌悪といったマイナスな感情が複雑に表現されています。
愛の終焉、生の終わりも感じ、タイトルの『天国』は楽園という意味ではなく、生を全うした最後に見る景色を意味しているというような感じを受けます。
こういった楽曲自体が持つ雰囲気が、美しいのに恐ろしさ、怖さを感じる、不安な気分になるといった感想になるのではないかと思います。
メロディと繰り返す転調
穏やかに始ま『天国』ですが、曲が途中で突然転調を繰り返し、不安定で落ち着かない印象も感じる楽曲になっています。
この構成が、聴く側に心理的な揺さぶりを与えているということもあるかもしれません。
大森さんの歌い方も優しいのですが、途中で喉がつぶれるのではないかと思うくらい感情的に歌っている部分もあります。
歌詞の内容やその歌い方のギャップから、大森さんが優しく歌っている部分がこの先もう寿命が長くない人間が、絞り出すように歌っているように聴こえ、さらに不気味さ、怖さを感じてしまいます。
映画を見てから『天国』聴くと、さらに心に響くという人も多いようです。
いろいろな要素が集まって『天国』は怖いというイメージを持たせてしまっているのかもしれませんね。
まとめ

今回はミセスの楽曲『天国』の最後についてや楽曲が怖いと感じる理由について紹介しました。
『天国』が怖いと感じるのは、愛や救いをテーマにしつつも、喪失や裏切り、自己否定といったダークな感情がストレートに描かれていて、心の奥に触れるような痛みがある点や、突然曲が途切れるように終わるラストが、生の終わりや虚無、絶望といった感情を暗示しているようで、ゾッとして余韻が怖いと感じるのではないかなと思います。
『天国』という楽曲は重たくも感じてしまいますが、ミセスが伝えるメッセージをしっかりと受け取りたいとも思わせてくれる楽曲になっています。
しっかり聴きこんで、自分の中で『天国』を受け止めたいと思いました。
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