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『Sugarless GiRL』歌詞の意味を考察!FRUIT ZIPPER(フルーツジッパー)が歌うカバー曲

『Sugarlees GiRL』はFRUIT ZIPPER(フルーツジッパー)が、3月5日にリリースした楽曲です。

この曲は、FRUIT ZIPPER初のカバー曲で、元々はParfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどの楽曲を制作している中田ヤスタカさんが組んでいたグループ「capsule」の楽曲です。

曲調はやはりParfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのようなテクノポップといった感じのおしゃれな感じになっています。

今回はそんなFRUIT ZIPPERの楽曲『Sugarlees GiRL』の歌詞の意味を考察していきます。

FRUIT ZIPPER『Sugarlees GiRL』歌詞の意味を考察

ここからは、FRUIT ZIPPERの楽曲『Sugarlees GiRL』の歌詞の意味を考察していきます。

冷静な女性との駆け引きを描く歌詞

『Sugarless girl 』はサビから始まります。

「甘い愛には 罠があるのよ wonder girl」から始まる歌詞ですが、この部分では、「甘い愛(恋愛)」には落とし穴がある、つまり単純に甘いだけの恋愛には危険が潜んでいることを示唆しています。

「wonder girl」は、そのままの解釈でいくと、魅力的で不思議な魅力を持つ女の子のことを指しているのかなと思います。

「グッドモーニング 今日も声かける 笑いかけて 誘い出して」では、毎日のように挨拶をして、微笑みかけ、相手を誘うといった、まるで恋の駆け引きをしているような情景が浮かびます。

しかし、この行動が本当に恋愛感情からくるものなのか、それとも計算されたものなのかははっきりしません。

「キミの心は シュガーレスガール」では、「シュガーレスガール」という表現が「甘くない女の子」=恋愛に対して冷静、もしくは簡単には甘いムードに流されない女性を指しているように感じます。

この女の子は、ただ単に甘い言葉や恋愛の雰囲気に流されるのではなく、どこかクールな一面を持っているのかもしれません。

恋愛に溺れず、少しシニカルな視点で相手を見ているようなニュアンスが感じられますね。

落ち込んでいる誰かに対してそっと寄り添うような歌詞

「きっと 今どこかで 最悪なことがあって ため息付いてるキミ」では、世界のどこかで、もしかするとこの歌を聴いている「キミ」が、嫌なことがあって落ち込んでいるのではないか?と問いかけています。

日常には辛いことやストレスがつきものですが、それに対して共感するような視点を持っています。

「沁みるミュージック ベースのライン」では、そんな時に、心に沁みる音楽がある。

特に「ベースのライン(Bassline)」という部分が強調されているのが特徴的で、ベースの音は音楽の中でもリズムを支える重要な要素なので、ここではそれが心を落ち着かせる役割を果たしているのかもしれません。

「きっと 世の中の せいにしても変わんない」では、「世の中のせい」にしても、結局は何も変わらない。

社会や環境のせいにしたところで、状況は良くならないという、冷静で現実的な視点を示しています。

「それよりも 聴いてたいのは こんなミュージック」の部分で、だったら嫌なことを考えるよりも、こんな音楽を聴いていたい。

悩み続けるよりも、音楽の力を借りて気持ちをリフレッシュする方が良い、というポジティブなメッセージが込められています。

「吹き飛ばした 灰色の雲と雲の間に わずかに差し込む 光はミュージック」では、「灰色の雲」は憂鬱な気分や不安、悩みを象徴しているように思えます。

そして、その雲の隙間から少しだけ光が差し込むように、音楽が気持ちを前向きにしてくれるという表現がされています。音楽が持つ癒しや救いの力を示唆している部分ですね。

「なにもかも うまくいきそうな 気がするほどじゃない」では、とはいえ「すべてが完璧にうまくいく」とまでは思えない。

ポジティブに振り切るのではなく、あくまでリアルな感情のまま「ちょっとだけ前向きになれる」くらいの距離感を保っています。この絶妙なバランスが「シュガーレス」な雰囲気を醸し出しているのかもしれません。

ここまでの歌詞では、落ち込んでいる誰か(「キミ」)に対して、音楽の力を通じてそっと寄り添うようなメッセージを感じます。

ただ、単純に「大丈夫だよ!」と励ますのではなく、「すべてが良くなるわけじゃないけど、ちょっとは気持ちが軽くなるかもね」というクールなスタンスを取っているのが特徴的です。

この後また曲の出だしと同じサビが流れます。

サビの部分は先程紹介したように、恋愛の話になっていますね。

この曲は落ち込んだ気持ちを音楽が少しだけ救ってくれること、そして恋愛に対してもシニカルでクールな視点を持つことを描いているように思えます。

「音楽」と「恋愛」という二つのテーマを、シュガーレス(甘くない)な感覚で表現しているのが面白い楽曲になっています。

まとめ

今回はFRUIT ZIPPERの楽曲でcapsuleのカバー曲『Sugarless GiRL』の歌詞の意味を考察してきました。

『Sugarless GiRL』は落ち込んだ気持ちを音楽が救うと歌っている部分と、恋愛に対してクールな視点を持つ女性を描いていて、「音楽」と「恋愛」という二つのテーマを、シュガーレス(甘くない)な感覚で表現している楽曲だと感じました。

こんなおしゃれな曲をFRUIT ZIPPERが歌うということが驚きで、今までのFRUIT ZIPPERのイメージを変える一曲になっています。

いつの時代に聴いても色あせない名曲『Sugarless GiRL』を、令和の時代も楽しめることを喜びながら、聴いていきたいと思います。

歌詞考察,音楽

Posted by p-s