DECO*27『モニタリング』歌詞の意味を考察!初音ミクの「あたし知ってるよ」の解釈が面白い曲

ボカロPのDECO*27が制作した楽曲『モニタリング』が話題となっています。
初音ミクをフィーチャリングした楽曲ですが、特に話題となっているのはその歌詞。
歌詞の中の表現だけ聴いていると、「これは何を意味してる?」」「ちょっと危ない歌詞なんじゃないか?」とかなり際どい表現が入っているように感じます。
この歌詞の意味はどういったことなのか、考察もかなり広がっているようです。
ちょっと聴いただけでかなり興味を惹かれる歌詞になっていて、私も最初に聴いた時に、この曲はどういう曲なのか、ちょっといやらしい曲なのではないかと目を疑ったものでした。
そこで今回は、ボカロPのDECO*27の楽曲『モニタリングfeat.初音ミク』の歌詞の意味を考察していきたいと思います。
\初回登録14日間無料/

\今だけ30日間無料/
AmazonMusicUnlimited無料体験を始める↑ボカロ曲も聴き放題↑
この記事の目次
DECO*27『モニタリングfeat.初音ミク』歌詞の意味を考察!

ここからは、DECO*27の楽曲『モニタリングfeat.初音ミク』の歌詞の意味を考察していきたいと思います。
「ねえあたし知ってるよ」から始まる意味深な歌詞
この曲を初めて聴いた人は、まず最初の歌詞にドキッとさせられます。
「ねえあたし知ってるよ」の後、「きみがひとり××してるの」という部分。
この部分を聞くととても意味深なイメージが湧き、その後に続く歌詞もそういったイメージを連想させるような歌詞になっています。
ただ、その後もう一回「ねえあたし知ってるよ」という歌詞が続き、その中では「きみがひとり涙してるの」と歌っています。
2番に入っても、きみがひとり悔しがってるの知ってるよとあるので、最初の××のところは一瞬ドキッとさせる仕掛けになっていて、こちらが勝手な想像をしてしまうだけで実は弱い人に寄り添う曲となっています。
ただこの曲の上手いところは、その後の歌詞の中でも、一部を切り取って聴いているとやっぱり性的な表現に聴こえてしまうというところ。
これは男性が勝手な解釈をして女性を変な目でみてしまっていることがあり、でも女性はそんなつもりはないということを表現しているのかなと思います。
それは『モニタリング』の曲のMVの中でも表現されていて、ずっとドアの向こう側に女性(初音ミク)が男性を弄ぶかのような表情で登場しますが、MVの最後には、女性が男性を見て引いていて、むしろ怯えているような表情を見せます。
女性が優しさで男性に少し優しくするだけで男性が勝手な妄想をして、女性が自分のことを好きなんじゃないか、付き合えるんじゃないかと思いこんでしまっている状況を上手く楽曲で作っているなと感じます。
歌詞はその後、女性が泣いて落ち込んでいる男性を近くでサポートして、夜に一人カラオケで発散したり朝まで泣いたりしても傍で受け止めてあげるから、いっぱい泣いていいよと優しく歌っています。
ただこの辺りの歌詞の表現も、女性が本当にそう思っているというよりは、男性が勝ってに女性がそう思ってくれているだろうという歌詞になっていると思います。
そのため単純に女性の優しさを歌っているのではなく、ちょっと行き過ぎた優しさの表現になっていますね。
サビで男性の妄想が加速
サビの最初「MWAH」という歌詞がありますが、これはキスの擬声語を表します。
ここは女性がそうしたいのではなく、男性側が、女性はそれぐらいしてまで男性を慰めたいと思っているに違いないと妄想を働かせているのだと思います。
そのためその後のサビの歌詞の内容は、捉えようによっては過激な表現になっていて、女性の立場からすると引いてしまうようなくらいの妄想を、男性が働かせてしまっている危険な歌詞になっていますね。
2番でも男性が妄想する女性の優しさを表現
2番に入っても、男性が妄想する女性の優しさを歌詞で表現しています。
「ねえあたし知ってるよ」と、今度は男性が悔しがっているのを知っていると歌います。
私はあなたのことをちゃんとわかっている、男性は本当はできる人で、つまづくこともあるけどちょっと弱いくらいがちょうどいいし、そういうところが私は好きなんだと歌っています。
しかしこれもやはり男性の妄想で、女性は実際にはそこまで見ていないんじゃないかなと思います。
男性が勝手に想像を飛躍して、ここまできっと思ってくれていると思い込んでしまっているのだと思います。
女性にちょっと優しくされて、勘違いしてしまっているでしょうね。
ラストのサビに向けても妄想が加速
2番のサビからラストのサビにかけて、やはり男性の妄想が加速していきます。
男性が女性に対して、こう思っていてほしいという願望があり、それがいつしか「そう思っているだろう」という勘違いに変わってしまったのではないかと思います。
いつでもそばにいて、慰めてくれる、もう一人で悲しまなくてよくて、一緒に泣いてくれるし助けてくれると甘い考えを持ってしまっているようです。
ラストのサビが終わると、Aメロの一番の歌詞やメロディに戻ります。
最初から最後まで聴いていて実際に女性はどう思っているのかは歌詞の中では表現されていません。
しかし、MVを見ていると、女性が男性に対して怯え、引いている様子が分かります。
そこでようやく現実には妄想とは違うということが分かります。
タイトルの『モニタリング』とは

この曲のタイトルは『モニタリング』ですが、タイトルにはどのような意味があるのでしょうか?
モニタリングは見てくれているだろうという男性の妄想
モニタリングは、女性が男性のことを気にかけて見ているということを表していると思います。
ただ実際にはそれは男性の思い込みで、実際には女性はそこまでしっかりと見ているということではないようです。
モニタリングというタイトルは、男性が、女性は自分のことをずっと気にかけて見てくれているだろうという意味が正しいのではないかと思います。
モニタリングという、あまり感情が入っていないようなタイトルにもそういった意味が込められているのかもしれませんね。
まとめ

今回は、DECO*27『モニタリングfeat.初音ミク』の歌詞の意味を考察しました。
「あたし知ってるよ」から始まり、意味深な感じがしますが、実際には男性が女性の優しさを勘違いして捉え、妄想を働かせてる曲でした。
最初聴くと「これはなんて曲なんだ」と思ってしまいますが、男性の勘違いを上手く表現した面白い楽曲です。
ちょっと男性の危険な思想を表していて、怖さも感じますが、このような楽曲を作れるDECO*27さんの才能にも驚かされました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません