LV歌詞の意味を考察!TikTokで人気のラッパーのLOMや百足等の楽曲

『LV (feat. 百足 & Albert Connor) (Remix)』は、LOMとS-Liamによるリミックス楽曲で、2025年3月にリリースされました。
この曲は、オリジナルの「LV」に百足とAlbert Connorをフィーチャーし、それぞれの個性を活かした新たなアレンジが施されています。
Albert Connorは、2023年に一青窈の「ハナミズキ」をリミックスし、注目を集めたラッパーで、現代日本の社会情勢や個人的な経験を反映させたリリックが特徴です。
「LV (Remix)」は、LOMとS-Liamのプロデュースによって、オリジナルの魅力を保ちつつも新たな解釈を加えた一曲となっています。
この楽曲はSNS等で人気がでましたが、改めて聴くと名曲、とハマる人が増えているようです。
そのように聴きこんでいくと、気になってくるのは歌詞の意味。
今回は『LV (feat. 百足 & Albert Connor) (Remix)』の歌詞の意味を考察していきます。
この記事の目次
『LV (feat. 百足 & Albert Connor) (Remix)』歌詞の意味を考察

ここからは、『LV (feat. 百足 & Albert Connor) (Remix)』の歌詞の意味を考察していきます。
「成功」「欲望」「秘密の愛」「快楽」といったテーマ
ホテルで密会 secret night / バカラグラスにCHANELのリップ
高級ホテルでの逢瀬。
バカラのグラス(高級クリスタル)にCHANELの口紅がついている様子は、女性の存在とそのセクシーな雰囲気を象徴しています。
まさに「秘密の夜」=誰にも知られたくない情事という感じがする歌詞です。
Okay party all night / 開けるchampagne / ベッドで脱がせるバスローブ
夜通しのパーティー。
シャンパンを開けて、情熱的な夜が始まる様子が伺えます。
バスローブを脱がせる行為で、性的な雰囲気が強く表現されています。
みんなに内緒で遊び / 更新されないストーリー / I’m sorry everyone / 返信するの朝になる
SNSには載せない秘密の関係。
周囲の人間には黙っていて、連絡も返さないという描写が面白いです。
まさに「表に出せない愛」が表現されています。
君の仕草 一つ一つに夢中 / 首のchain引っ張って悪さする
相手の女性の魅力に取り憑かれている様子ですね。
首のチェーンを引くというのは、少しSMっぽい描写で、支配欲や快楽を強く求めているようです。
身長チビロングのラプンツェル / 指は君の弱いとこ探ってる
女性の外見とセクシャルな描写です。
ディズニーの「ラプンツェル」を使って比喩的に表現しているのも、ギャップとファンタジー性が感じられる歌詞になっています。
マジ ごめんなsorry 上げないstory / 返信もせずにやりたいように
SNSに載せず、周囲に隠して好き勝手にやるスタイルです。
個人の快楽を優先する姿勢が表れているようです。
君は話早いからありがたい(助かります。)
体の関係になるまでが早く、駆け引きなしに進む関係に対しての“感謝”。軽いノリを装いながらも、少し皮肉さも感じられる歌詞です。
ベットが濡れてここじゃ寝られねえ / ソファで2人で重なり眠ったね
行為の激しさを描写しながら、最終的にはソファで一緒に寝ているという「繋がり」も見せる、セクシャルと感情の中間地点という感じがします。
ぐちゃぐちゃにした そのCHANELのリップ / 君が舐める俺の肌のインク
再び情事の描写。
タトゥー(インク)とリップの崩れを通して、激しい愛を描いています。
君が汚しシーツに世界地図
シーツに液体が広がる様子を“世界地図”と表現した比喩です。
少しユーモア混じりの官能的なイメージが感じられます。
こんなの載せれないインスタリール / 俺らは世界一だらしないVIP
こんな乱れた関係はSNSには出せない。
でもそんな2人こそ最高にイケてるという自己肯定ですね。
まだどん底 届いてないんだあれも、これも、全部 / クソうざってぇわ 奪い取るLV,バレンシ.君も全部
まだ全てを手に入れてないという野心。
そして、ラグジュアリーブランド(LV=ルイヴィトン、バレンシアガ)も、相手(君)も「奪い取る」と言っているところに欲望と攻撃性が表れています。
ゼロから成り上がる俺は暗闇を知っている / 残念、する気はないリタイヤは / 教えてあげない俺の奪い方
どん底から這い上がった過去を持つ主人公が、諦めずに生きてきたという決意。
自分流のやり方(奪い方)を誰にも教えないというスタンスが、誇りと反骨精神を表現しています。
どん底から奪ったLOUIS VUITTON
これは単なる「ブランド品を手に入れた」という表面的な意味ではなく、自分の力で成功を掴み取った証としての象徴です。
LOUIS VUITTONは高級ブランドの代名詞。
かつて手の届かなかったものを「奪う」という表現で手に入れている=勝ち取ったリッチなステータスの象徴。
夢見てる今も変えるんだ人生をこの声だけで
音楽活動、特に「声」=ラップや歌を通して、自分の人生を切り開こうとしている情熱。
「夢見てる今」=今もまだ完全には叶っていないけど、それでも**“声一つで人生を変える”という信念**がある。
どん底から成功へ
ストレートですが力強いフレーズ。過去の苦しみ、貧困、無名の状態から成功を掴んだ・掴もうとしているストーリーの軸。
仕事なら24/7」
24時間・週7日=常に働いている、常に動いているというハードワークの姿勢。
音楽活動を「仕事」として、遊びではなく真剣に取り組んでいる姿が見える。
5 LOUIS VUITTON
LOUIS VUITTONを5つ持っている=一つじゃなく、複数持てるほどの成功を収めたという誇示。
一種の「見せびらかし」だけど、それを“誇るに値する”バックグラウンドがあるのがポイント。
変えたこの声で
再び「声」がキーワードに。「声で人生を変えた」=音楽で運命を切り拓いた自己証明。
彼にとって、音楽は単なる表現手段ではなく、“人生を変えるための武器”。
泥臭くて、切実で、でも力強い成功物語
どん底から奪ったLV
LOUIS VUITTONはここでも「成功の象徴」。
しかも“奪った”って言い方が、努力じゃなくて自分の力で奪い取った(勝ち取った)感を強くしてる。
親のお古のお前とすんな一緒
過去の自分(親の古着を着ていたような時代)と今の自分を比べるな、というメッセージ。
「今の俺はもう違うんだ」っていう強烈な自己主張とアイデンティティの変化が出てる。
売れたら成功 戻れば貧困 / またパチモン着るのは苦しいよ」
音楽で売れた今と、売れなければすぐに貧困に逆戻りという現実。
「パチモン(偽物のブランド)」を着るのが苦しかった過去が染み出してる=本物を手にした今の重み。
今TikTok曲ヒットめちゃLIT / 躁鬱あざ! / Up and down like a bitcoin」
TikTokでヒットして「LIT(アツい)」な状態に。
でも「躁鬱あざ!」って、自分のメンタルの浮き沈みをネタにしてて、それを「Bitcoinの価格みたい」と言うのは現代的で皮肉っぽい比喩。
喜んでいいんだ俺は成り上がり / 1からきたここまで何が悪い
シンプルに感情をぶつけてるところ。喜ぶことすら“悪く言われそうな社会”への反抗。
ここは自己肯定の強さがよく出てるね。
グルルル腹空かせたオオカミ / 全シーズン服買いたい放題
まだ“飢えてる”という野心がある表現。
一方で、今は「何でも買える立場」になった対比。飢えと贅沢が同時に存在してる感覚。
ツイ消しはするけどしてない後悔 / 地元のちびっ子に継がせる航海」
自分の発言に不安はあるけど、後悔はしてないという自信。
「ちびっ子に継がせる航海」=自分が切り開いたこの道を、地元の子供たちに受け継いでほしいという意識の変化や責任感。
皆言う “あいつやったのマジで?” / 4.5人のライブから3億再生
昔は誰もいなかったライブ会場(4〜5人)から、今は大成功(3億再生)。
“あいつマジでやったの?”っていう周囲の驚きが、彼のサクセスストーリーのリアルさを裏付けてる。
一夜のあの子も俺見て理解した / ”あなたは売れてくもう会えないね”」
一晩だけの関係だった相手ですら、彼の成功を認めて“遠くなった存在”と感じている。
成功が距離を生むという切なさも滲んでる。
不時着したこのゲーム / 敵ばっかも悪くないね」
ラップゲーム、音楽業界に“偶然迷い込んだ”ような気持ち。
敵(アンチ、ライバル)が多くても、それも刺激になるし、悪くないっていう達観。
むしろ見ないで欲しい内面 / 別に慣れてる言われる最低」
成功しても心の奥は見られたくない。
「最低」って言われることにももう慣れてる=傷つかなくなった鎧を着てる。
カメラの前で笑うのが苦手な俺 / 今何千人の前で笑ってるぜ」
素の自分はシャイ。でも今は大勢の前で笑顔を見せられるようになった。
これは単純な成長じゃなくて、**“演じることの苦しさと変化”**を同時に描いてる。
迷惑かけてママを泣かせた俺 / 今俺の曲聴いて泣いてるぜ
昔は迷惑をかけて泣かせた母親が、今は彼の音楽に感動して涙してる。
過去の後悔と現在の誇りがつながる、感動的なクライマックス。
どん底から奪ったLOUIS VUITTON
「LOUIS VUITTON」は成功の象徴。
“買った”じゃなく“奪った”という表現が重要で、ただの金持ち自慢ではなく、ギリギリの状況から這い上がって手に入れた証。
ブランドが“夢を掴んだ証拠”として描かれてる。
夢見てる今も変えるんだ 人生をこの声だけで
売れた今でも、まだ夢の途中。
「この声だけで人生を変える」=音楽だけを武器に、自分の運命を切り拓いていく覚悟。
どん底から成功へ
ここはまさにこの曲、いや、彼の人生そのものを要約するようなライン。
無名、貧困、逆境を経て「成功」へたどり着いたというストレートなサクセスストーリーの核。
仕事なら24/7
休みなしで働き続ける姿勢。遊びじゃなく本気で“音楽”を仕事としてやってる。
ストリート出身のアーティストにとっての「働く」とは、ただの作業じゃなく、“生き残ること”でもある。
努力からLOUIS VUITTON
ブランドを買えるようになったのは、努力の賜物。
「親の金」や「偶然」ではなく、「努力で手に入れたラグジュアリー」ってところが自己肯定感の核心。
変えたこの声で
繰り返される“この声”というキーワード。
それは、歌・ラップ・叫び・願い・怒り…さまざまな感情が乗った“武器”。
人生を変え、周囲の見る目も変え、自分自身も変えてきた声。
まとめ

今回は、『LV (feat. 百足 & Albert Connor) (Remix)』の歌詞の意味を考察しました。
「この声ひとつで、人生は変わる」
ブランドも成功も、見えるものの裏には、誰にも見えなかった苦労と願いがあって、どん底から這い上がってきた者にしか歌えないリアルが歌詞の中に書かれている印象です。
貧困 → 努力 → 音楽 → 成功 → でもまだ夢の途中と、いまだ貪欲な様子も見受けられます。
…すべてが「リアル」で、「感情むき出し」なところが最大の魅力。
ずっとかっこいい曲です。
これからも聴いていきたい名曲だと思いました。








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