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やみのおねえさん『きょういくばんぐみのテーマ』歌詞の意味を考察!

2025年2月19日

やみのおねえさんの楽曲『きょういくばんぐみのテーマ』という楽曲が、2025年に入りヒットしています。

子供番組のテーマソング仕立てながら、歌詞の内容が現代社会の中で生きづらい人の思いを代弁するような、重たいテーマの楽曲となっています。

歌っているのは「やみのおねえさん」となっていますが、このアーティストに関してもまだ謎が多いです。

今回は、そんな『きょういくばんぐみのテーマ』の歌詞の意味を考察していきたいと思います。

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やみのおねえさん『きょういくばんぐみのテーマ』歌詞の意味を考察

ここからは、やみのおねえさんの楽曲『きょういくばんぐみのテーマ』の歌詞の意味を考察していきたいと思います。

明るい曲調と苦悩や生きづらさを表現した歌詞のギャップ

『きょういくばんぐみのテーマ』は、教育番組のような無邪気で憧れを感じるメロディの裏に、現代社会の残酷さや生きづらさを見せつける、大変インパクトのある楽曲です。

この歌の歌詞自体は難しい言葉が使われているわけでもないので、内容は歌詞を読めば分かりやすくなっているとは思いますが、メッセージは複雑で、表面的な楽しさの中に、深い絶望感と人生の多面性が存在しています。

歌詞の中では、「いきるのつらい」「しぬのもこわい」などといった、悲しい気分にとどまらずに、うつ病や双極性障害のような精神障害を抱えている人の、強く辛い思いがさらっと絵本のように歌詞の中に盛り込まれています。

このギャップが、現代の苦しさを自然と演出しているようにも思えます。

「もうおどるしかない」というフレーズを聴くと、コミカルで面白い歌詞にも聴こえてしまいますが、他に逃げ場のない現代人の危機状況を代弁しているようにも聴こえ、歌詞をしっかりと飲み込んで聴いているとコミカルなだけではない重いメッセージが伝わってきます。

また、教育番組というフォーマットを借りて、強く重たいメッセージを隠さずに歌詞に落とし込むことで、聴く人に影響を与え、何が大切なのかを問いかけているようにも感じます。

MVでも、かわいい人形劇のような世界の中で、かなりダークな演出があり、不気味さを感じます。

あまり深く考えずにこの楽曲を楽しみ、MVも見ていると、シュールで面白い作品だなと思いますし、そのように楽しむことも間違いではなく、話題性もあって人気が出ている要因の1つだと思います。

ここまでヒットしている理由はコミカルで面白いが一番だと思いますし、歌詞の内容を深く掘り下げて重たいメッセージをリスナー全員が受け取っているわけではないと思います。

しかし曲の入り口でこれだけのリスナーを獲得できたことで、メッセージが伝わる機会も増え、これからもっと歌詞の内容が広まり、このように感じている人たちの存在の理解が深まっていくことは期待できることだと思います。

作詞作曲担当のももにくすの想い

『きょういくばんぐみのテーマ』の作詞作曲を担当したのは「ももにくす」さんです。

『きょういくばんぐみのテーマ』という曲は、ももにくすさんがXで投稿している作品「教育番組」を元に作られた楽曲です。

ももにくすさんは、Xでこのように投稿しています。

Xで投稿されている「教育番組」という作品は、『きょういくばんぐみのテーマ』の歌詞やMVの世界観をそのまま4コマ漫画にしたような、シュールで面白い作品です。

『きょういくばんぐみのテーマ』という楽曲にしても、Xで投稿されている「教育番組」という作品にしても、内容を深く読み取りすぎて、重たいメッセージをリスナーや読者が勝手に受け取ってしまいがちですが、ももにくすさんはそこまでの意図はないとしています。

ここまでのヒットも予想しておらず、作品が独り歩きして大きな存在になりすぎているような印象です。

もっと受けて側は軽く受け取り、作品を純粋に楽しめばいいのかもしれませんね。

ちなみに『きょういくばんぐみのテーマ』という楽曲が流行しているきっかけとしては、TikTokでのダンス動画であるようです。

楽曲はそれくらいフランクに楽しんで聴くぐらいでいいと思いますね。

歌詞の意味をより深く考察する

「きょういくばんぐみ」このフレーズが何度も繰り返されています。

「教育番組」というのは、ももにくすさんが作る作品のことになるとは思いますが、この曲の中では、テレビのEテレで放送されるような一般的な、子供が学ぶためのもので、この楽曲では皮肉めいて使っているようです。

「教育番組の中にいる」=何かを学び続けなければならない未熟な存在で、終わらない訓練のループを象徴しているのかもしれません。

大人になりきれず、社会に適応できないまま、同じ場所で足踏みしている感覚がにじみ出ているように感じます。

「ゴミカス」「ぶざま」「空気が読めない」といった強い自己嫌悪の表現が目立ちます。

「そこそこプライド高いのに、なんにもできない」という矛盾は、現代に生きる多くの人が抱える劣等感と承認欲求の狭間を示しているようです。

社会に「適応できない」自分を強く責めている一方で、現実の厳しさに飲み込まれたまま抜け出せない苦しさを表現されているようです。

「いきるのつらい、しぬのもこわい」これは極限の精神状態を言い表していますね。

逃げ場がないことを感じつつも、どちらの選択肢にも踏み切れない中途半端な苦しさを感じます。

「おどるしかない」というのは、開き直るしかない、どうせなら狂ったように笑ってくれ、という自嘲のニュアンもあるようです。

「そうしてるうちに夜が明けてく」「今日も教育番組が始まるよ」これも無限ループの苦しみを象徴しているようです。

昨日と同じ無力感を抱えたまま朝を迎え、また同じ日常が繰り返される。

出口が見えない「終わらない教育番組」というちょっと怖さも感じてしまうような歌詞になっています。

「しょせんしあわせはまぼろし」「ゴールなんか存在しないよ」という歌詞が核心の絶望を感じさせます。

社会的成功や幸福といった理想像が、実は手の届かない幻想であるというシニカルな視点です。

このフレーズが「夢から覚めたのに、ぼんやり生きてる」ともリンクして、現実の厳しさに気づきながらも前に進めない閉塞感を強調しています。

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まとめ

今回は、やみのおねえさんの楽曲『きょういくばんぐみのテーマ』の歌詞の意味を考察してきました。

この曲は、ただの鬱屈した思いを吐き出すだけではなく、「それでも生き続ける」という行為そのものを強調しているようにも感じます。

何度も夜が明け、何度も「教育番組」が始まる、それは辛いけれど、「終わらない」という絶望の中にも、わずかに「続けていくしかない」という意地のようなものも感じる歌詞の世界観でした。

重たい歌詞をそのまま受け止めて感がるのもいいですし、メロディやMVのキャラクターのかわいらしさと歌詞のギャップをコミカルな作品だと楽しむのも、どちらもいいと思います。

これからも見て、聴いて楽しんでみたい作品だと感じました。

歌詞考察,音楽

Posted by p-s