ミセス『クスシキ』歌詞の最後「ゆいゆいゆいゆい」にはどのような意味があるのか?

Mrs. GREEN APPLEの新曲『クスシキ』は、2025年4月5日に配信リリースされた楽曲です。
『クスシキ』は、テレビアニメ『薬屋のひとりごと』第2期第2クールのオープニングテーマとして使用されています。
メロディーや歌詞には、アニメ『薬屋のひとりごと』のオリエンタルな雰囲気を取り入れつつ、バンドらしいサウンドが特徴で、アニメの世界観とリンクしたこの楽曲はファンから高い評価を受けています。
この楽曲は、タイトルの「クスシキ」が古語の「奇し(くすし)」に由来し、「神秘的な」「摩訶不思議な」という意味を持つことから、薬の持つ二面性—人を助ける一方で毒にもなり得る—をテーマにしています。
楽曲全体の歌詞への考察やその内容に共感、納得するリスナーが多い一方で、楽曲の最後に繰り返し歌われる「ゆいゆいゆいゆい」という歌詞についても注目を浴びており、どういった意味があるのか気になるという人が多いようです。
そこで今回は、ミセスの楽曲『クスシキ』の最後に繰り返し歌われる「ゆいゆいゆいゆい」という歌詞の意味を紹介します。

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この記事の目次
ミセス『クスシキ』最後の歌詞「ゆいゆいゆいゆい」の意味は?

ここからは、ミセスの楽曲『クスシキ』の最後で繰り返し歌われる「ゆいゆいゆいゆい」歌詞の意味について紹介します。
ちなみにこの部分の歌詞について、大森さんなどからきちんと説明があったことはまだないようです。
そのため様々な考察が広がっていて、それらの内容を紹介します。
「結い」という意味
ネットでは様々な考察が広がっていますが、『クスシキ』の最後の「ゆいゆいゆいゆい」の意味は、「結い」という意味があるという説が一番多く、有力です。
「結い」とは、基本的な意味は、「結ぶこと」です。
髪を結う(髪をまとめる)、帯を結う、など、物理的に何かを結ぶ・縛るという意味で使われます。
ただその他に、比喩的に「人のつながり」や「絆」「結びつき」を表すこともあります。
この意味では、結婚や友情、助け合いの関係などを含みます。
またその他に、相互扶助の制度(地域共同体の仕組み)の中で、日本の農村などで行われていた、労働や作業を共同で行う助け合いの仕組みのことを「結(ゆい)」または「結い」と呼びます。
『クスシキ』は、愛の複雑さや不器用さ、そして自己受容のテーマが描かれていて、人との関わり方の難しさや重要性も感じられる歌詞になっています。
そのことを考えると、人とのつながりや絆を意味する「結い」が歌詞の最後に繰り返し登場することは納得できるように感じます。
また、『クスシキ』の歌詞は最後に「貴方を想う 来世も」と締めくくられていて、来世へ繋ぐといった意味でも「結い」という意味が合っているように感じますね。
「月」という意味
「月」は中国語で「ユエ」と呼びます。
また、「月」と書いて当て字で「ルイ」と呼ぶこともあります。
「月」と書いて「ゆい」とは呼ばないかもしれませんが、似たような呼び方をするということと、歌詞の中でも「月」という歌詞が登場するので、最後の「ゆいゆいゆいゆい」は「月」もかけているのかもしれませんね。
MVも宇宙を感じるようなところがあり、月という意味が込められていてもどこか納得してしまうところがあります。
沖縄の方言の意味
沖縄の方言で「ゆい」は「結い」という意味があります。
最後「ゆいゆいゆいゆい」の部分で人々は踊っていますが、その踊りが沖縄の踊り「カチャーシー」に似てるというコメントもあるようです。
『クスシキ』の最後の踊りは両手を上の方に挙げて、「ゆいゆいゆいゆい」のリズムに合わせて手を左右に振るような感じで踊っています。
沖縄のカチャーシーはそれほど高くまで手を挙げて踊るものではありませんが、手の動きは確かに似ているように感じます。
沖縄の方言という意味だとしても、結局は「結い」という意味にはなりますが、踊りもからめて表現しているのかもしれません。

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まとめ

今回は、ミセスの楽曲『クスシキ』の最後で歌われている「ゆいゆいゆいゆい」という歌詞の意味について紹介しました。
大森さんの解説などが今のところあるわけではないので正解は分かりませんが、ネット上の考察などを見ていると、、「ゆいゆいゆいゆい」は「結い」という意味なのではないかという説が最も有力になっているようです。
歌詞全体の意味を象徴しているようにも思いますし、人と人との繋がりや、想いは来世にも繋がっていくという願いを込めて「結い」という意味が込められているとしたら、とてもミセスっぽいとも感じますしね。
また新たな名曲を誕生させたミセス、『クスシキ』は歌詞も感じながら、何度も聴いていきたいと思います。
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