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BANKBAND『カラ』歌詞の意味を考察!ap bank fes25に向けて作られた楽曲

BANK BANDが約3年10か月ぶりに、『カラ』という楽曲をリリースしました。

この曲は2025年2月に東京ドームで開催される「ap bank fes ’25 at TOKYO DOME ~社会と暮らしと音楽と~」に向けて作られた楽曲で。この楽曲による収益は、全額能登半島地震の復興支援金とすることも、リリースと同時に発表されています。

久しぶりの新曲とあって、ファンの間では驚きや歓喜のコメントで溢れています。

今回は、BANK BANDの楽曲『カラ』の歌詞の意味を考察していきたいと思います。

BANKBAND『カラ』歌詞の意味を考察

ここからは、BANK BANDの楽曲『カラ』の歌詞の意味を考察していきたいと思います。

空(カラ)になって殻(カラ)を破り未来へ進む歌

Bank Bandの新曲「カラ」は、現代社会における自己の殻を破り、新たな自分や世界と向き合うことをテーマにしています。

作詞を担当した櫻井さんは、殻を破って新しい自分を見つけて、でもその新しい自分もしっかりと皮に包まれている。

世界のいろいろなところに殻や皮があって、それはルールだったり、道徳だったり、倫理だったり・・・

でもそれがあるからこそ生きていられるのであり、壊すのは社会ではなく自我や自分なんだとコメントしています。

また、東京ドームで行われるap bank fesに先立ってリリースされたこの楽曲ですが、昔「ビッグエッグ」と呼ばれた東京ドームで殻を破って空になって音楽で関わりたいといったコメントも残していて、東京ドームの「ビッグエッグ」と殻をかけているところも面白いところですね。

「考えるより先に体が反応してた」の意味

BANK BANDの『カラ』は、最初の歌詞がとても印象的です。

「考えるより先に体が反応してた」という多くの人が経験したことがあるであろうことを引き合いに出し、この行動は教わったり準備してできたことではなく、「最初から備わっていた」ものであると歌っています。

この行動ができたということはいいことで、人として殻を1つ破った瞬間であるとその後に歌っています。

頭で考えて行動するということではなく、体で柔軟に動くことが出来たことを不思議に思いながらもよろこんでいるようにも聞こえます。

頭を空(カラ)の状態で行動したという、タイトルの『カラ』がここでもかかっていますね。

虚無感や喪失感も表現

「凄まじい物量で情報は飛び交っている」以降の部分では、現代社会のネットなどで散乱している嘘か本当か分からない情報や、それらに対しての様々なコメントの嵐。

これまで善しとされてきていたものも突然悪になる。

そんな刺激だらけの世界の中で揉まれ、いつの間にか刺激にも慣れて何も感じなくなってきた自分達の感覚を表現しています。

喪失や虚無感、そしてそこからの再生や希望といったテーマがここから込められているのかもしれません。

この虚無感も「カラ」=空(から・空虚)と、タイトルから考えることが出来ます。

喪失感や孤独を感じながらも、それを受け入れようとする姿が描かれているのかもしれませんね。

「不気味に畝る波」「巨大な夜の海」といった辺りは、現代社会の状況を表現しています。

誹謗中傷が当たり前のように飛び交い、世の中が混沌としているような状況の中ではありますが、灯台の光のように一筋の希望は常にあります。

それが見えるかどうか、消さずにその場に辿り着けるのかどうかと問いかけています。

「何の意味を持って生まれた」という歌詞があります。

これは永遠のテーマであり、時折考えるよくある質問ですが、「その問いにこそもう意味はない」と歌っています。

誰かと共に関わりながら生きているというだけで、生きる価値はあると歌っているようです。

楽曲のラストに向けて希望や再生のメッセージ

BANK BANDの「カラ」ラストに向けての歌詞には、喪失を受け入れた上での希望や再生のメッセージが込められていると考えられます。

前半では「空(カラ)」であることの寂しさや虚無感が描かれていましたが、後半ではそれを受け入れたうえで、「殻(カラ)を破り、新たな何かを見つけようとする姿勢が表現されています。

「空っぽ」だからこそ、新しいものを詰め込む余地がある、という前向きな視点への移行も、歌詞から感じることができます。

「それでも前に進むしかない」という決意や希望が滲み出ていますね。

「過去には戻れないが、その先にはまだ可能性がある」というメッセージが込められているように感じられます。

「まだ何かを築いていける」というポジティブな視点が強調されています。

    まとめ

    今回は、BANK BANDの楽曲『カラ』の歌詞の意味を考察してきました。

    BANK BANDの『カラ』は、「喪失の先にある希望」「新たな可能性」「未来への歩み」など、ポジティブなメッセージが込められている楽曲でした。

    前半の虚無感や寂しさを経て、最終的には再生への兆しが見えてくるような流れになっており、聴く人を前向きな気持ちにさせてくれる楽曲です。

    タイトルの「カラ」には「空(カラ)っぽ」や「殻」という意味があり、殻を破って未来へ進むといった比喩表現として使われています。

    ap bank fesでも盛り上がること間違いなしの楽曲でしょう。

    私はフェスに行けませんが、楽曲を聴いて楽しみたいと思います。

    歌詞考察,音楽

    Posted by p-s