イケナイ太陽令和ver.元ネタを解説!ORENGE RANGEがMVで見せる平成72連発

ORANGE RANGEの「イケナイ太陽」は、2007年にリリースされた、ORENGE RANGEの代表的な楽曲の一つです。
フジテレビ系ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』の主題歌としても起用され、当時売れっ子だったORENGE RANGEの楽曲はとても話題になりました。
そんなORENGE RANGEの『イケナイ太陽』ですが、2025年に「ナツい夏★プロジェクト」の一環として『イケナイ太陽 令和ver.』として、新しくMVが作成されています。
このMVの内容が面白く、平成の時代に流行ったネタをパロディっぽく詰め込んだものになっていて、平成を知る人はもちろん、元ネタを知らない人が見ても、今ではあり得ない時代性に笑えるないようとなっています。
そこで今回は、ORENGE RANGEの『イケナイ太陽 令和ver.』の元ネタを分かる限り解説していきたいと思います。

ALL the SINGLES – ORANGE RANGE
この記事の目次
『イケナイ太陽』令和ver.元ネタを解説

ここからは、ORENGE RANGEの『イケナイ太陽 令和ver.』の中に出てくる平成の元ネタを解説していきます。
4:3 アスペクト比
画面の横の長さと縦の長さの比率が「4対3」になっていて、昔のテレビやパソコンの画面サイズで一般的だった画面の形になっています。
粗く落とした240p画質
画質をあえて240p程度に落としてあり、より当時の雰囲気を感じることができる演出になっています。
少し粗くなった映像が、当時のガラケーやアナログテレビの映像を再現しているようです。
ウルフカット
髪の上のほうは短く、下にいくほど長くなるヘアスタイルで、オオカミのたてがみのような形になっていることから名付けられた髪型です。
盛り髪
髪を高くふんわりと立ち上げたり、ボリュームを出して華やかに仕上げるヘアスタイルのことで、平成ギャル文化で流行し、ヘアスプレーや逆毛を使って大きく見せるのが特徴です。
ミニスカ、ルーズソックス、茶髪、ガングロ、ハイビスカス髪飾り
当時の女子高生に流行っていたファッションです。
この格好をしているとギャルって感じですね。
腰パンスタイル
男子で当時流行ったスタイルです。
ズボンを落として履いて、下着が見えてしまっている事もよくありました。
チャラ男のスタイルといった感じです。
穴あきベルト&ウォレットチェーン
穴あきベルトは全体に丸い穴が並んだベルトで、どこでも留められるのが特徴です。
ウォレットチェーンは財布とズボンをつなぐ金属チェーンで、当時かなりごついチェーンのものもあれば、簡単なひものようなものなどいろいろありました。
ストリート系やギャル男ファッションで人気でした。
デコ電+じゃらじゃらストラップ
コ電は携帯電話をキラキラのビーズやシールで飾ったもので、じゃらじゃらストラップは複数のかわいいチャームやアクセサリーをたくさんぶら下げた装飾です。
当時の女子高生に流行りましたが、見た目重視で使い勝手は悪そうな感じですね。
赤外線通信(ガラケー間のメール交換)+“新着メール問い合わせ”表示
赤外線通信は、ガラケー同士を近づけてメールや連絡先を送受信する機能です。
今でいうLINEのQRコードのようなものですかね。
「新着メール問い合わせ」は届いたメールを手動で確認する操作で、平成の携帯文化の代表的な特徴でした。
香りつきペン
香りつきペンは、書くたびに甘い香りがするカラフルなペンで、学校で人気でした。
勉強やノートを楽しくするため、平成の学生の間でよく使われていました。
スクバデコ&デコ上履き
スクバデコはスクールバッグをシールやキーホルダーで個性的に飾ること。
デコ上履きは上履きをペンやシールでデコレーションし、自分だけのデザインにした平成の学生文化の一つです。
壁ドン、顎クイ
壁ドンは相手を壁に押し当てて胸や肩で迫るもので、顎クイは相手の顎を手で持ち上げる仕草です。
平成のドラマや漫画で人気の演出ですが、比較的平成の後半のイメージがあります。
500ml紙パックにストロー
500mlの紙パックのミルクティーやコーヒー、カフェオレやイチゴオレなどが流行りました。
そこにストローをさして飲むスタイルは、食べ盛り飲み盛りの学生には安くてボリュームもあって飲みやすくて、ありがたいものでした。
未成年の主張
V6の番組「学校へ行こう」の中の人気企画です。
学校の屋上で、多くの学生が集まる目の前で告白などのカミングアウトをするもので、最近ではSnow Manの番組でも行われることがあるようです。
ゲームのカセットを“フーッ”と吹く
ファミコン、スーパーファミコン、NINTENDO64まではカセットで、その後ゲーム機はディスクに移行していきます。
カセットの時代はゲーム機にカセットを差し込んでもすぐに付かないことが多く、その時の対策としてカセットの差し込み口のところにフーっと息を吹きかけてからまた差し込むと、ゲームが起動しやすくなるというものでした。
ただ、本当はあまり効果がない対策だそうです。
テレビを叩いて直す
ブラウン管のテレビは、時折画面の移りが悪くなりました。
電波の問題もあったでしょうが、テレビ内部の問題もあったようで、テレビを叩いて刺激を与えることで移りが改善されたこともよくあったようです。
GTO
ドラマGTOのパロディも入っています。
GTOの主人公、鬼塚先生のマネがMVの中にあります。
GTOは元不良の高校教師・鬼塚英吉が、型破りな方法で生徒たちの心を開き、様々な問題を解決していく学園ドラマです。
反町隆史さんが主演を務めていました。
ごくせん
ドラマごくせんのパロディもあります。
ごくせんの主人公、やんくみのマネがあります。
ごくせんは熱血ヤンキー教師・山口久美子(通称ヤンクミ)が、不良生徒たちと本気で向き合いながら、信頼と絆を築いていく学園ドラマです。
主演は仲間由紀恵さんで、生徒役を務めた人が今となっては豪華なメンバーで、話題を集めました。
トリビアの泉
トリビアの泉というバラエティ番組の中で出てきた「へぇボタン」もMVの中に登場します。
トリビアの泉は、雑学・豆知識を紹介し、検証VTRや専門家解説を交えて「本当に?」と楽しむバラエティ番組です。
あいのり
大ヒット恋愛リアリティーショーバラエティの「あいのり」のパロディもあります。
ピンクのワゴンがあいのりのワゴンで、7人の男女がピンクの“ラブワゴン”で世界を旅しながら恋を探し、告白成功で二人で帰国する恋愛バラエティ番組です。
今ではたくさんの恋愛リアリティーショーが存在しますが、その第一人者といえる番組です。
上海ハニー
ORANGE RANGE自身のパロディもあります。
ORANGE RANGEのヒット曲『上海ハニー』のMVの一部が再現されていて、白いビキニの女性がそれにあたります。
チャンピオーネ
ORANGE RANGEのヒット曲『チャンピオーネ』のMVの場面も一瞬登場します。
3人が、ドアの入り口に縦に顔を並べるシーンがそれにあたります。
ロコローション
ORANGE RANGEのヒット曲『ロコローション』のMVも登場しします。
プールサイドでORANGE RANGEのメンバーが演奏している部分は全てロコローションのMVのパロディといえます。
青春アミーゴ
修二と彰の『青春アミーゴ』の振り付けも、最初の方に登場します。
修二と彰は『野ブタ。をプロデュース』の主人公で、修二は優等生を演じる高校生、彰は自由奔放な同級生です。
山下智久さんと亀梨和也さんが演じていました。
ギャルピース
修二と彰の『青春アミーゴ』の振り付けの直後に、ギャルピースが表れます。
ギャルピースは、手のひらを外に向けて逆さまにしたピースサインを顔の横で決めるポーズで、ギャル風の可愛らしさや元気さを表現します。
カセットテープ
カセットテープは昭和から平成の流行りものでしょう。
最近ではカセットテープを見たことがない若い人も多いようです。
CDウォークマン
CDウォークマンも平成を代表するものです。
ちょうどCDのディスクが一枚入る大きさの機器ですが、当時は少しの振動でよく音が飛んだ覚えがあります。
ポッキーのCM
ポッキーのCMも再現されています。
ポッキーのCMソングは、ORANGE RANGEのメンバーで構成されたソイソースというユニットの楽曲になっています。
ポッキーダンスも話題になりました。
ニコニコ動画
今でもありますが、ニコニコ動画でコメントが画面に流れるシーンも登場します。
YouTubeよりも少し前にニコニコ動画は流行ったイメージで、今よりもものすごいブームとなっていました。
ファービー
ファービーは、1998年に登場した電子ペット型おもちゃで、目や口を動かしながらおしゃべりをするのが特徴です。
独自の言語「ファービッシュ語」を話し、遊ぶうちに英語や日本語などを覚えていくように感じさせる学習型の演出が人気でした。
世界中で大ヒットし、最近では進化したモデルも発売されています。
平成の年号発表
小渕恵三官房長官(当時)が「平成」と書かれた墨書を掲げる姿がテレビ中継されました。
その時の映像はかなり有名で、テレビ番組でもよきとりあげられていますね。
GReeeeN『愛唄』
GReeeeNの『愛唄』という楽曲のMVも登場します。
海辺で男女二人の間にアクリル板のような透明の板が登場するシーンがそうです。

20th Anniversary ORANGE RANGE LIVE TOUR 021 ~奇想天外摩訶不思議~ at Zepp Tokyo
まとめ

今回は『イケナイ太陽 令和ver.』のMVに登場する平成の元ネタを解説してきました。
まだまだあり、かなり細かい小ネタが登場していますが、紹介しきるのは難しかったです。
ぜひ自身の目でもチェックして、平成を見つけて下さい。







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