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m-flo『EKO EKO』歌詞の意味を考察!ZICO、eillがlovers参加

m-floの楽曲『EKO EKO』は、2025年6月18日に配信リリースされた楽曲です。

『EKO EKO』は、25周年を迎えた“m-flo loves”企画の第2弾として、韓国の人気アーティストZICOとシンガーeillを迎えたコラボレーション楽曲となっています。

今回は、m-floの楽曲『EKO EKO』の歌詞の意味を考察していきます。

m-flo『EKO EKO』歌詞の意味を考察

ここからは、m-floの楽曲『EKO EKO』歌詞の意味を考察していきます。

EKO(共鳴)グローバルな愛のかたち

You and me
We on a frequency
So maybe we can be
Be making EKO-EKO-EKO-EKO-EKO

「君と僕(私) 私たちは同じ周波数にいる だから、もしかしたら私たちなら… エコー(共鳴)を生み出せるかもしれない」

互いの気持ちや感性がぴったり一致していることを周波数で表現しています。

言葉にしなくても通じ合える関係性とも読めます。

「EKO」は「echo」(反響・こだま)の意味の言い換えかなと思います。

恋愛関係において「想いが反響し合う」ことを象徴しています。

違う宇宙のふたり
秒速三千里 キラリ
I think about you
I think about you
周波数あわせて
ETの自転車でふたり (ふたり)
待ち合わせは 光
I think about you (Think about)I think about you (Think about)

何度も名前を呼んで (yes, Z-I-CO)

「違う宇宙」は、「異なる世界に生きている二人」や、「まったく異なる価値観・背景の二人」という比喩です。

「ふたり」という言葉で、そんな違いを越えても結ばれる存在を暗示しています。

「秒速三千里」は現実にはありえない速度で、超高速で心が通じ合う感覚を表現いるようですね。

「キラリ」は、光のような一瞬のきらめき=その出会いや感情の閃きを強調しています。

シンプルですが、「君のことを考えている」と繰り返すことで、その想いの強さや継続的な意識を示しています。

ここでは、お互いの心のチャンネルを合わせるというイメージ。

音楽や電波、周波数はm-floの世界観に通じるキーワードで、「心のチューニング」を指しています。

映画『E.T.』の有名な“空を飛ぶ自転車のシーン”も引用していますね。

非現実的だけどロマンチックな逃避行・冒険=二人で未知の世界へ飛び立つ象徴として使われているのだと思います。

待ち合わせの「光」は場所というよりも希望やつながりの象徴。

言葉を交わさなくても、光の中で心が通じ合う場所で出会うという、抽象的なラブロマンスの表現なのかなと思います。

「何度も名前を呼ぶ」で、強い想いの表現となっています。

검은밤에 시를쓰는 ぼくの声(黒い夜に詩を書くぼくの声
囁くイルカ 52 Hzで
Say our names, let the EKO last forever(名前を呼び合おう、このエコーが永遠に続くように)
互いの BPM 合わせててててて、
あなたと私だけ、いいえneed to flee
自由な日、空に書く L-O-V-E
君の温もりが好き
この瞬間が続けばいい

韓国語から始まりますが、「검은밤(黒い夜)」は、孤独や静けさ、内省的な時間の象徴です。

そんな夜に「詩を書く」ぼく=感情を言葉にしようとする繊細な存在となっています。

日韓をまたぐ言語表現が、グローバルなつながりやm-floらしい多文化感覚を表しています。

「52Hzのイルカ」とは、実際に“世界で最も孤独なクジラ”と呼ばれる「52Hzの声しか出せず、他の仲間と交信できない」鯨に由来しています。

ここでは「囁くイルカ」がその孤独をまとっていて、誰にも届かないような声で愛をささやくイメージですね。

つまり、他人には聞こえなくても、君には届いてほしいという深い願いが込められています。

「Say our names」=名前を呼び合うことで関係を確かめ合う行為です。

「EKO」は「echo(反響)」の意。二人の声が共鳴し、永遠に響き続けてほしいという強い想いを感じます。

「BPM」はビート(音楽のテンポ)を表す言葉で、お互いのリズムを合わせる=心や生き方のテンポを合わせるという意味になっています。

リズムを合わせることで、まるでふたりで一つの音楽になっていくような感覚が描かれています。

「あなたと私だけ」=ふたりの世界。

「いいえneed to flee(逃げる必要なんてない)」=ここが安全で、自由で、逃げなくていい場所であるという宣言になっています。

「自由な日」=束縛されず、心のままにいられる時間。

そんな日に「空にL-O-V-Eを書く」=堂々と、のびのびと愛を表現する様子。

書く場所が「空」であるのも、開放感やスケールの大きさが強調されています。

「君の温もりが好き」とストレートな感情表現で、相手へのぬくもり・愛情を感じていることを素直に伝えます。

「この瞬間が続けばいい」は、この幸せが永遠であってほしいという切なる願いです。

Yeah
New me (新しい私), new lean (New lean)
Books clean (Books clean), Bruce Lee
ヤツらに Fist of Fury
俺ら以外 NPC
Game over まで 何も止められない No
one locks me down
Enemies surround mе now
やっぱ俺たち以外 モノクロで地味なムービー
Plug tuning, (One-two), チリンヶ丘
から空に向かって EKO-EKO-EKO-EKO

「new lean」 は直訳で「新しい傾き」ですが、ヒップホップスラングでは「新たなスタイル/姿勢/生き方」などのニュアンスあります。

lean は「寄りかかる・傾く」→ つまり「誰かにもたれない新しい自分」の意とも取れます。

自己リブート・自己刷新の始まりを告げています。

「Books clean」 は「記録がきれい=トラブルがない」や、「潔白」「クリーンな業績」などの意味を持ちます。

「Bruce Lee」および「Fist of Fury(怒りの鉄拳)」は、ブルース・リー主演の映画タイトルです。

ここでは戦う意思、反撃の強さ、型破りな存在の象徴となっているようです。

つまり「俺はまっさらな記録で、でも戦えばBruce Leeばりの力を持つ」といった威厳と無敵感が表現されています。

「NPC(ノンプレイヤーキャラ)」はゲーム用語で、「操作されないキャラ」「背景に過ぎない存在」。

つまりここでは、「俺たち以外はモブ」「意味のない存在」という強烈な優越感とアイデンティティの主張となっています。

「Game overまで何も止められない」=人生というゲームの終わりまで突き進む覚悟と勢い。

「No one locks me down」=「誰にも閉じ込められない」自由・解放・反骨心の表れとなっています。

「敵が今、俺を囲んでいる」=成功や注目ゆえの対立構造。

でも「俺たち以外はモノクロで地味なムービー」=俺たちはフルカラー、他は退屈な存在です。

「Plug tuning」=音をつなぐ、共鳴させる準備をするというm-floらしい音楽的表現です。

「One-two」はDJやMCがマイクチェックする時の決まり文句で、始まりの合図。

「チリンヶ丘」は、実在する地名ではない可能性が高く、オリジナルな場所=自分たちの出発点やルーツの象徴と考えられます。

「空に向かって EKO-EKO-EKO-EKO」=世界中に、自分たちの声や存在(EKO=エコー)を響かせるという、ポジティブな宣言で締めくくられています。

서로 다른 별에 ふたり(別々の星にいるふたり
秒速三光年 キラリ
I think about you (Uh-huh)
I think about you
周波数あわせて (We making EKO-EKO)
ETの自転車の 두자리 (두자리)(二人分の席)
다시 만날 것은 별자리(また出会う場所は星座だ

I think about you (yes)
I think about you (Think about)
Won’t you plеase 네 이름을 불러?

このパートは、同じメロディと歌詞の意味で、先程は日本語、今回は韓国語が混ざった状態で歌われています。

聴こえるよ
ため息混じりの君のEKO, oh
もしも君が流れ星なら
怖がらないで 僕に落ちてきて (Oh, baby)
Just you and me, no need to flee
自由な日 いつの間につく灯り
確かめたい ふたりの EKO (EKO, EKO)

「聴こえるよ」は、相手の小さな感情や声に気づいているという思いやりを表現。

「ため息混じりのEKO」は、君の吐息のような声や想いが反響してこちらに届いているという比喩です。

“ため息”=不安や切なさの象徴。その声ですら「EKO(エコー)」として響き合っていることが、深い心のつながりを示唆しています。

「君が流れ星」は儚く、でも美しく、一瞬のきらめきを持った存在。

「怖がらないで落ちてきて」は、愛に飛び込むことをためらわないでほしいという優しいメッセージです。

相手に安心してもらいたい、受け止めたいという、包容力ある愛の表現となっています。

「君と僕だけ、逃げる必要はない」=二人だけの世界にいる今は安全で、逃げる必要のない愛の空間。

これは以前の歌詞「いいえ need to flee」とも響き合っていて、楽曲全体で一貫した安心・解放のテーマを感じさせます。

「自由な日」は、束縛のない、心の解放された時間。

その中で「いつの間にか灯る灯り」=愛や想いが自然に生まれていたこと。

無理せずとも、気づいたらそこに“温かさ”があったという穏やかな描写です。

「確かめたい」=互いの想いが本当に響き合っているのか確認したい気持ち。

ここでの「EKO」は、単なる反響ではなく、心と心の共鳴・シンクロとなっています。

リフレインされる「EKO, EKO」が、まさにその“共鳴が続いている”様子を音でも表現しています。

まとめ

今回はm-floの楽曲『EKO EKO』の歌詞の意味を考察してきました。

『EKO EKO』は共鳴、反響という意味で、言葉にしなくても、相手の感情が響いてくるような、静かな愛の共有を感じることができる楽曲です。

大げさな愛ではなく、静かで深く、でも強く響き合う愛の在り方が伝わりながらも、m-floらしい近未来的な楽曲は、クセになる人も多そうです。

歌詞考察,音楽

Posted by p-s